2025年1月23日、レクサスは「IS」の新たな特別仕様車「F SPORT Mode Black IV」を発表しました。通常グレードとはどこが違うのでしょうか。
■黒感強調の新モデル
2025年1月23日、レクサスは「IS300h」および「IS300」に特別仕様車「F SPORT Mode Black IV(以下、FスポーツモードブラックIV)」を設定したことを発表し、同日発売しました。
ISは、1999年デビューの初代モデルからレクサスのセダンラインナップで最もコンパクトなFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を追求してきました。
初代ISは、日本では「アルテッツァ」の車名でトヨタブランドから販売されていました。2009年にフルモデルチェンジを受けた2代目から、日本市場でもレクサスブランドで販売されました。
現行モデルは、2013年5月にフルモデルチェンジを受けた3代目で、2016年と2020年の2度マイナーチェンジを受けて現在に至ります。
ISは、初代誕生から20年以上に渡ってグローバル約40か国で累計約130万台を販売してきたとレクサスは伝えています。
現行モデルのボディサイズは、全長4710-4760mm×全幅1840mm×全高1435mm、ホイールベース2800mmの4ドアセダンとなっています。
その外観は、ブランドの象徴であるスピンドルグリルを中心に、力強さとスポーティさを表現し、運動性能の高さとそれを予感させるスポーティなデザインとなっています。
インテリアでも、高い運動性能を感じさせる心高ぶるデザインとなり、ドライバーが“クルマを操る楽しさ”を堪能できる仕上がりとなっています。
ISのラインナップは、V型8気筒5.0リッター自然吸気エンジンを搭載した「IS500」、直列4気筒2.0リッターインタークーラー付きターボエンジンを搭載した「IS300」と、直列4気筒2.5リッターガソリン&モーターのハイブリッド車「IS300h」の3モデルが設定されています。
なかでもIS300のスペックは、最高出力245PS・最大トルク350N・m、IS300hは同178PS・221N・mを発生するエンジンと、同143PS・300N・mを発生するモーターの組み合わせとなります。なお、IS300はスポーツ8速AT「8-Speed SPDS」が搭載されます。
今回発表された新たな特別仕様車は、モータースポーツの聖地でレクサスの開発拠点がある「富士スピードウェイ」に由来する「F」の名を使用したスポーツグレード「F SPORT」がベースとなっています。
FスポーツモードブラックIVは、その名のとおりFスポーツモードブラックの第4弾で、ブラック基調の専用内外装装備を多数設定した特別仕様車となっています。
この特別仕様車だけに与えられる専用装備は、BBS製ブラック塗装の鍛造アルミホイール、ブラック塗装+スモークメッキ加飾、ブラックステンレス製ウインドウモール、ブラックのウルトラスエード素材のL texスポーツシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション&シートヒーター機能付)、銀炭ブラックが配されたパドルシフト付きディンプル(凹み)本革ステアリングと、ディンプル本革本革シフトノブとなっています。
また、FスポーツモードブラックIV専用のオープニングを付与した8インチ液晶メーターで演出を盛り上げています。
なお、このほかの装備はFスポーツと同じ設定となっています。
安全装備関連では、Fスポーツではメーカーオプション設定となるフロア下透過表示機能付きのパノラマミックビューモニターと、後席SRSサイドエアバックも追加装備しています。
Fスポーツモードブラックの価格(消費税込み)は、IS300hが635万円、IS300が590万円となっています。なお、ベースとなるFスポーツとの価格差は、両グレードともに+54万円(IS300hが581万円、S300が536万円)となっています。
ボディカラーラインナップは、Fスポーツと同じ8色の展開で、もし「グラファイトブラックガラスフレーク」を選択すれば”真っ黒”なISに乗ることができるでしょう。