2024年9月にホンダが発売した「N-BOX-JOY」は、N-BOXシリーズ初となる内装を採用しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■ただの軽SUVではない! 「リラックス」を追求した新モデルの魅力とは?
2024年9月にホンダが新たに発売した軽スーパーハイトワゴン「N-BOX JOY」。
このモデルは、現行の3代目「N-BOX」をベースに、新しい価値観を提案する個性的なモデルとして登場しました。
N-BOXシリーズの特徴である高い実用性や信頼性をさらに進化させながら、「リラックス」をコンセプトに掲げ、日常をもっと心地よく楽しむためのクルマへと仕上げられています。
N-BOX JOYは、軽スーパーハイトワゴン市場におけるトレンドを反映しつつ、独自のタフなSUVテイストを取り入れたデザインが特徴です。
エクステリアは、フロントとリアバンパー下部に施されたブラックの縁取りや、ドア下部のガーニッシュがアクティブな印象を与え、ボディ全体を傷や汚れから守る実用性を兼ね備えています。
また、ホイールデザインには自然体でさりげない個性を加え、軽自動車ながらも力強い存在感を放っています。
その一方で、インテリアは「リラックス空間」を追求した仕上がりです。
インパネやドア周りはN-BOXシリーズの共通デザインを活かしつつ、アウトドア仕様を意識したタフなカラーリングが採用されています。
シートには、N-BOXシリーズ初のチェック柄を取り入れ、撥水素材を使用することで、汚れへの耐性を向上させています。
これにより、アウトドアシーンや子どもとの外出時にも安心して使える仕様となっています。
さらに特筆すべきは、後部座席を倒すことで現れる「フラットテラス」と名付けられた空間です。
このスペースは、フロア後端を従来比で80mm上げることで実現したフラットな床面が特徴で、広々としたリラックスゾーンとして利用可能です。
車内で足を伸ばしてくつろぐも良し、大きな荷物を安定して置くも良し。
開放感あふれるこのスペースは、まさに「テラス」という表現にふさわしいものとなっています。
装備面でも利便性が追求されています。運転席と助手席にはシートヒーターが標準装備されており、寒い季節でも快適にドライブが楽しめます。
また、前席裏側にはシートバックテーブルを装備。飲み物や軽食を置くことができるため、車内での利便性が格段に向上しています。
パワートレインは、660cc直列3気筒自然吸気エンジンを搭載したN-BOX JOYと、ターボエンジンを搭載した「N-BOX JOY ターボ」の2種類が用意されています。
自然吸気エンジンは最高出力58ps・最大トルク65Nmを発揮し、一方のターボエンジンは最高出力64ps・最大トルク104Nmを誇ります。
いずれもCVTが組み合わされ、駆動方式はFFと4WDから選択可能です。
価格(消費税込)は、184万4700円から226万500円と設定されています。
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N-BOX JOYは、日常使いからアウトドアシーンまで幅広いニーズに応える軽自動車として、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となることでしょう。
日々の暮らしに心地よさと楽しさを加える1台として、その存在感を確立しつつあります。