トヨタ「ルーミー」には、これまで昭和時代のクルマによく装備されていたパーツが純正アクセサリーとしてラインナップしており、それらを選択することでレトロ仕様に仕上げることができます。一体どのようなパーツなのでしょうか。
■ルーミーがクラシックな高級車仕様に!
トヨタのコンパクトトールワゴンである「ルーミー」は2016年11月にデビューして以来、比較的手が届きやすい価格帯や扱いやすいサイズ感、スライドドアなどの利便性などにより、ファミリー層を中心に高い人気を誇ります。
そして2020年9月には、マイナーチェンジが実施され、先進的な予防安全機能の強化などを中心に、内外装のデザイン変更や機能の追加などがおこなわれ、その魅力をより一層高めることとなりました。
20024年12月にも一部改良が行われ9インチディスプレイオーディオおよびバックカメラを全車標準装備にするなど、最新のトレンドに準じてアップデートを重ねているルーミーですが、一方でクラシックな装備やアクセサリーも取り揃えられています。
それらのパーツを装備することで、どこか懐かしさを感じさせるレトロな仕様に仕上げることも可能です。
代表的なアイテムとして挙げられるのが、昭和時代の高級車やタクシーでおなじみだったレース素材のシートカバーです。
この懐かしい装備は、ルーミーでも「ハーフシートカバー」として純正アクセサリーにラインナップされています。
このアイテムを使用することで、現代的な車内に昭和の高級車らしいノスタルジックな雰囲気を取り入れることができます。
価格(消費税込、以下同)は1台分で1万2100円です。
また、インテリアの印象を大きく変えるアクセサリーとしては、ウッド調の「インテリアパネルセット(ウッド調)」も用意されています。
センタークラスター部分とパワーウインドウスイッチ周りにこのパネルは対応しており、温かみのある木目調のデザインは、昭和時代の高級車に見られた重厚感を彷彿とさせます。
現代的な車内空間に、ノスタルジックな雰囲気を求める方にぴったりです。
なお、価格は3万9600円となっています。
さらに、往年のショーファー的要素を感じさせる後部座席に座るユーザーの快適性を考慮したパーツが、トヨタが展開しているクルマでの快適な外出をサポートするカー用品「サポトヨプラス」から発売されているのもポイントです。
クルマの乗降をサポートするための「アシストグリップ」が3種類も用意されています。装備されています。
価格はシンプルタイプが6270円、ヘッドレスト取付タイプが1万6500円、つり革タイプが4840円です。
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このようにルーミーは、最新装備を纏う一方で、かつての国産高級車の伝統や要素を感じさせるアクセサリーも充実しています。
ウッド調のインテリアパネルやレース調のシートカバー、そしてアシストグリップなど、どれも過去の名車が紡いできた遺産が、今では手頃なコンパクトカーにも引き継がれているのです。