トライアンフモーターサイクルズジャパンは、排気量1160ccの3気筒エンジンを搭載した、ネイキッドスポーツバイク、新型「スピードトリプル 1200 RS」を発表しました。
■新「3気筒エンジン」搭載のネイキッドスポーツバイク
トライアンフモーターサイクルズジャパンは2025年1月27日、フラッグシップモデルである、ネイキッドスポーツバイク新型「スピードトリプル 1200 RS」を発表しました。
2025年4月より正規販売店にて販売開始予定のこのモデルは、どのようなバイクなのでしょうか。
初代スピードトリプルは1994年に登場し、トライアンフの象徴的なモデルとして長い歴史を持っています。今回の発表で第6世代となりデザインや性能面がさらに進化を遂げています。
外装デザインは、シャープで筋肉質な美しいスタイリングが特徴的です。
スピードトリプルの象徴と言えるツインヘッドライト配置や片持ちスイングアームなどの伝統を引き継ぎつつも、最新のテクノロジーを採用し現代的な印象を与えています。
新設計のアルミ製ツインスパーフレームと軽量ホイールにより、シャープでスポーティな外観を強調しています。
幅広で高い位置に配置されたハンドルバーにより、スポーティかつ快適なポジションを取ることができます。さらに、フルカラーの5インチTFTディスプレイを採用し、ナビゲーションやライディングモードの切り替えなど、視認性に優れたインターフェイスを提供。
足回りには、オーリンズ製のSmart EC3セミアクティブサスペンションを搭載。これは、路面状況やライダーの操作に応じてリアルタイムに減衰特性を調節することができる高性能サスペンションです。
また、ブレンボ製Stylemaキャリパーを採用したブレーキシステムは、圧倒的な制動力と安心感を実現。
タイヤは、ピレリ製ディアブロ スーパーコルサSP V3を装着し、優れたグリップ力と安定性を持ちます。
パワーユニットは、Moto2エンジン開発のノウハウを取り入れた1160ccの“新型3気筒エンジン“を搭載。低回転から高回転までスムーズにパワーを発揮し、ダイナミックな走行を可能にします。
さらに、高効率な新エキゾーストシステムを採用することで性能を強化しつつ、迫力の3気筒サウンドを維持。チタンとカーボンを使用したアクラポビッチ製の新型サイレンサーを装備し、パフォーマンスを向上させています。
機能面では、5種類のライディングモード(レイン、ロード、スポーツ、トラック、ライダー設定)を搭載。さらに、トラクションコントロール、ウイリーコントロール、エンジンブレーキ調整機能など、多様な電子制御システムがライダーの安全と快適性を向上させます。
新型スピードトリプル 1200 RSの車両価格(消費税込)は、カラーにより異なり「ジェットブラック」が222万5000円、「グラナイト/ディアブロレッド」と「グラナイト/トライアンフパフォーマンスイエロー」が227万円です。
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■主要諸元
・全長×全幅×全高:2090mm×810mm×1085mm
・シート高:830mm
・車両重量:199kg
・乗車定員:2人
・エンジン型式:水冷並列3気筒DOHC12バルブ
・総排気量:1160cc
・最高出力:183馬力
・最大トルク:128Nm
・燃料消費率:51.4 mpg (5.5L/100km)
・燃料タンク容量:15L