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120万円安い! トヨタ「新アルファードX」登場! 待望の「8人乗りのお手頃仕様」が追加! 510万円で買える「最安グレード」はどう違う?

くるまのニュース 2025年1月29日 7時30分

2024年12月、トヨタは高級ミニバン「アルファード」にエントリーモデル「X」を追加しました。上級グレードとはどのような違いがあるのでしょうか。

■アルファードに“最安”グレード「X」を追加

 2024年12月20日、トヨタは「アルファード」「ヴェルファイア」にPHEV(プラグインハイブリッド)モデルを追加するとともに、ガソリン・ハイブリッド各モデルの一部改良を実施しました。
 
 あわせてアルファードのハイブリッドモデルに、新たなベーシックグレード「X」が追加設定されています。

 アルファードの初代は2002年5月のデビューで、現行モデルは2023年6月にフルモデルチェンジを受けた4代目となります。

 4代目アルファードは、「大空間高級サルーン」としての存在感をさらに高めたデザインが特徴です。

 ボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm(PHEVは1850mm)、ホイールベース3000mm。

 エクステリアは、重厚感と先進性を融合したフロントフェイスが目を引きます。

 大きく広がるフロントグリルとシャープなLEDヘッドライトがダイナミックで力強い印象を演出し、サイドビューは滑らかなキャラクターラインで、堂々としたプロポーションを強調しています。

 インテリアは、上質な素材と匠の技術が光るラグジュアリー空間を実現しました。

 広いキャビンには、快適性を追求したシートや先進的なデジタルディスプレイが搭載され、直感的な操作性を提供。さらにプライバシーを重視した後席空間や多彩な収納スペースが、乗員全員に高い快適性を提供しています。

 ラインナップは当初、上級グレードの「Z」と最上級グレードの「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」の7人乗りのみでしたが、2024年12月実施の一部改良で、エントリーモデルとなる「X」グレードが新たに追加されました。

 Xは、3列・8人乗りのみの設定で、7人乗り仕様の上級グレードに採用される左右独立タイプのキャプテンシートとは異なり、2列目が3人乗り・ベンチタイプの6:4分割シートとなります。

 同様に、上級グレードに備わるパワーシートやパワーオットマン、大型アームレストやテーブル、シートヒーター&ベンチレーションといった装備が外されています。

 エクステリアの違いはわずかで、上級グレードに装備されるデイタイムランニングライト、LEDシーケンシャルターンランプ、フォグランプが省略され、ホイールがXのみのシルバーメタリック塗装の17インチとなるぐらいのものとなっています。

 インテリアでは、Xのみにグラファイトメッシュ+ブロンズ塗装のインパネが採用されることと、上級グレードに採用される合成本革巻き・スパッタリングのドアトリムが省略され、インパネでは上級グレードに採用される14インチディスプレイオーディオは、Xでは9.8インチと画面が小さくなり、スピーカー数も減って8個となる違いがあります。

 このようにXは、2列目シートを中心とした装備の差別化があるものの、高級ミニバンたる上質感は失われていません。

 Xの車両価格(消費税込み)は、Z(ハイブリッド)の635万円から125万円安い510万円となっており、8人乗りを待っていたユーザーや、上級グレードでは少し手が届かないといったユーザーなどから注目されています。

 しかしいっぽうで、Zに設定されている2.5リッターガソリンモデル(555万円、ハイブリッドとの価格差は80万円)をXにも設定すれば500万円を大幅に下回る価格となりそうで、これに期待するユーザーも少なくないようです。

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