スズキの軽SUV「ハスラー」には、通常仕様とデザインが異なる「タフワイルド」という仕様が存在します。どのようなモデルなのでしょうか。
■アウトドアな「ハスラー タフワイルド」がカッコいい!
スズキは2024年5月、軽SUV「ハスラー」の新仕様として「タフワイルド」を追加設定しました。
ハスラーは2014年に登場。軽トールワゴンとSUVをかけ合わせたモデルであり、発売当初は新ジャンルのモデルとして話題になりました。
同じスズキには「ジムニー」という軽SUVがあり、ハスラーと似たようなジャンルに思えますが、ジムニーはあくまでオフロードのためのクロスカントリー4WDであり、SUVであるハスラーとはユーザ層が異なっています。
そんなハスラーですが、現行モデルは2020年にフルモデルチェンジした2代目です。
丸型ヘッドランプや全体のエクステリアの雰囲気は初代から継承したうえで、ボディはより角ばったデザインを採用。走りの面ではアプローチアングルとデパーチャーアングルを大きくすることで走破性が向上しています。
そして新仕様のタフワイルドは、ハスラーのなかでもアウトドアでさらに楽しめるモデルとして登場しました。
エクステリアは、フロントグリルやヘッドランプガーニッシュ、カラードドアミラーがブラック、フロントバンパーガーニッシュがメッキとなっているほか、ルーフレールを装着。
フロントフードにはブラックメッキのハスラーのアルファベットエンブレムと、バックドアにはタフワイルドエンブレムが配され、ブラックのカラードドアハンドルやブラックメタリックの15インチアルミホイールなど、レトロさとタフさを両立した斬新な外観デザインが特徴的です。
リアも抜かりなく、リアバンパーガーニッシュがメッキで、ブラックのリアコンビネーションランプエクステンションと、メッキとブラックで全体のエクステリアを統一しました。
ボディカラーは、ツートーンが「オフブルーメタリック ブラック2トーン」、「ソフトベージュメタリック ブラック2トーン」、「バーミリオンオレンジ ブラック2トーン」、モノトーンが「クールカーキパール メタリック」、「スチールシルバー メタリック」、「ブルーイッシュ ブラックパール3」です。
ツートーンは他のグレードにはないタフワイルドオリジナルの絶妙なカラーです。
モノトーンでは「クールカーキパール メタリック」と「ブルーイッシュ ブラックパール3」は他のグレードにも設定されていますが、「スチールシルバー メタリック」はタフワイルドのみのカラーとなっており、ワイルドな外観を際立たせます。
インテリアは、カーキステッチが施されたファブリックシートと、ファブリックを使用したフロントドアのドアトリムクロスに撥水加工が施されたアウトドア仕様となっていることに加え、ドアトリムカラーガーニッシュやインパネカラーガーニッシュ、ドリンクホルダーが付いたフロアコンソールトレーはマットカーキを基調としており、アウトドアにぴったりな色合いです。
エアコンルーバーアクセントはサテンメッキ調になっており、上品さもプラスされました。
収納力も抜群でインパネアッパーボックスやグローブボックスなど基本的なものはもちろん、助手席シートアンダーボックス、シートバックポケットなど至る場所に収納スペースがあります。
リアシートにはドリンクホルダー2個とショッピングフック3個が付いた折り畳み格納式パーソナルテーブルが付いており、クルマの中でカップの飲み物を置いたり食事をしたりして落ち着いて過ごせます。
また「360°プレミアムUV&IRカットガラス」が採用されており、紫外線を約99パーセントカットするだけではなく、暑さの原因である赤外線もカットする特殊なガラスで炎天下でも快適です。
機能性とデザイン性が高められたタフワイルドは、アウトドアはもちろん、日常使いの相棒にピッタリなモデルだといえるでしょう。
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ハスラー タフワイルドは全車マイルドハイブリッド仕様となり、価格(消費税込)は、自然吸気エンジン車が176万円から194万3700円、ターボ車が183万8100円から202万1800円です。