2024年の東京オートサロンに実車展示されたKUHL JAPAN(クールジャパン)が展開する「VRARVA(ブラーバ)」ブランドの第3弾モデル「IO(イオ)」は、大きな注目を集めた1台でした。一体どんなモデルなのでしょうか。
■スズキ「ハスラー」ベースのミリタリーモデル「イオ」って?
カスタムカーの祭典「大阪オートメッセ」が、2025年2月7日から9日まで開催される予定ですが、過去にはインパクトのあるカスタムカーがいくつも登場しています。
そんなカスタムカーのなかでもKUHL JAPAN(クールジャパン)が展開する「VRARVA(ブラーバ)」ブランドの第3弾モデル「IO(イオ)」は印象的な一台です。
クールジャパンが手掛ける新ブランドのブラーバは、長きにわたって培ったエアロ製造技術や独自ノウハウのほか、マシニングセンターや3Dプリンターを駆使した最先端のモデリング技術を用いて、唯一無二のデザインを具現化しています。
コンセプトは、サイバーマインドが感じられるスタイリングと、装甲車のようなミリタリーの世界観を組み合わせた、メカニカルで近未来なデザインです。
これまで第1弾にはトヨタ「RAV4」をベースにした「MARS(マーズ)」、第2弾は三菱「デリカD:5」をベースにした「ORCUS(オーカス)」を発表しており、いずれもベース車を意識させない、大幅なイメージチェンジを図っています。
そんななか2023年11月にはスズキ「ハスラー」をベースにしたイオを発表。2024年のオートサロンでも実車がお披露目されました。
イオは、今までのマーズやオーカスと比べると比較的ハスラーの要素を残しつつもミリタリーさを感じられるデザインとしています。
ボディには9点のキットを装着し、スクエア形状のボンネットや凹凸のあるグリルで精悍さと未来感を演出。またグリルにはブラーバシリーズ共通の六角形ダクトにして、個性を主張。
サイドは軽自動車規格を超えない範囲で前後フェンダーによるワイド化(片側9mm以内)し、ドアパネルの下部にプロテクター、サイドシル(ロッカー)に厚みのあるステップを装着し、装甲車のようなタフな雰囲気を持たせています。
リヤは左右のテールをつなぐガーニッシュ、バンパーにプロテクターを装着しています。
ハスラーの特徴となる丸目は残され、ボディに付加するタイプのパネルが設けられていることで、価格を含めて気軽にブラーバの世界観を楽しめるモデルとなっています。
なお、デモカーにはボディキット9点のほか、ブラーバオリジナルの「DW01」15インチホイール(マットブラッククリアカラー)、オールテレーンタイヤ、車高調による1.5インチリフトアップが施されています。
価格はベース車の仕様がハイブリッドG・2WDの場合で249万円(税込)。グレードやボディカラー、オプションは自由に選択できます。
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イオは様々なカスタムカーショーに出展されており、過去に実車展示された際には「丸目のままってのがまたセンスがいい」「渋いなあ」「これはかっこいい」など多くの反響が集まるなど、注目を集めた1台となっていました。