ホンダのアメリカ法人は2025年1月15日、高級車ブランド「ACURA(アキュラ)」で展開するスポーツコンパクトセダン「インテグラ」のマイナーチェンジモデルを近日中に発売すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■新型インテグラ登場へ
ホンダのアメリカ法人は2025年1月15日、高級車ブランド「ACURA(アキュラ)」で展開するスポーツコンパクトセダン「インテグラ」のマイナーチェンジモデルを近日中に発売すると発表しました。
インテグラは1985年に日本で「クイントインテグラ」としてデビュー。翌1986年、アメリカでもアキュラ開業に合わせて投入されました。
4代目(2001〜2007年)をもって生産終了となりましたが、2021年に中国で復活。アメリカでも2022年に5代目が発売されました。
アキュラ インテグラの主要コンポーネントは日本でも販売されている「シビック」と共通ですが、プレミアムコンパクトカテゴリーにふさわしい品質、装備が与えられています。
エクステリアデザインについては「ダイヤモンドペンタゴングリル」と呼ばれるフロントグリルをはじめアグレッシブな印象に仕上げられています。卓越したドライビング性能を含めて総合的に高く評価され、「2023北米カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
ボディサイズは全長4720mm×全幅1830mm×全高1410mm、ホイールベース2735mmです。パワーユニットは1.5リッターまたは2リッターの直列4気筒ガソリンエンジンで、最高出力・最大トルクは1.5リッターが200HP・260Nm、2リッターが320HP・420Nm。ギアボックスは1.5リッターがCVTまたは6MT、2リッターが6MTのみとなっています。
2リッター車はインテグラのイメージリーダーを担う最上位グレード「タイプS」として展開され、エアロバンパー、19インチホイール&タイヤ、Brembo社製ブレーキなどを専用装備。見るからに走りを予感させる仕上がりです。
マイナーチェンジの詳細はまだ明らかにされていませんが、アキュラのスポーツイメージを訴求するうえでも重要なモデルになるといいます。
現在の価格は3万3000ドル(約520万円)から。SUV人気や電動化が進む中にあって、販売は堅調で、2024年は2万4398台を記録。SUVの「MDX」(5万112台)、「RDX」(4万2988台)に次いで3番目の売れ行きだけに、マイナーチェンジにも注目が集まります。