日産のカナダ法人は、「カナダ国際オートショー2025」にて、2025年モデルの「アルマダ(Armada)」の実車を展示することを発表しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
■カナダ国際オートショー2025に最新「アルマダ」実車公開へ!
日産のカナダ法人は、2025年2月14日から23日までカナダで開催される「カナダ国際オートショー2025」にて、2025年モデルの「アルマダ(Armada)」の実車を公開することを発表しました。
フルサイズSUVのカテゴリーに属するアルマダは、2003年にデビューし、3列シートを備えたゆとりある車内空間と高い走破性で人気を集めてきました。
2024年9月には、8年ぶりとなるフルモデルチェンジを経た3代目が発表され、ついに正式デビューを果たしました。
このモデルチェンジでは、姉妹車である「パトロール」やインフィニティの「QX80」と共通するデザインへと一新。
外観の洗練はもちろん、パワートレインの刷新や先進技術の充実が図られています。
アルマダのボディサイズは全長5323mm×全幅2115mm×全高1945-1981mm、ホイールベース3075mmと堂々たるプロポーション。
SUVとしての重厚感を保ちながらも、最新のデザインが施されています。
エクステリアは、最新の「Vモーショングリル」を採用し、二段構造の「コの字型」LEDヘッドライトを装備。
クローム加飾を削減し、よりモダンで洗練された雰囲気を醸し出しています。
サイドには直線的なデザインを基調としつつ、「フローティングルーフ」やクオーター部のクロームモールが高級感を演出。
リアは横一文字に広がるLEDテールライトとスポイラーを装着し、よりダイナミックな印象に仕上げられています。
インテリアは、14.3インチのツインディスプレイを備えた先進的なインパネを採用。
ソフトパッド仕上げのインパネやドアトリムにはダブルステッチやメタル加飾が施され、高級感を強調しています。
また、マッサージ機能付きフロントシート、64色のアンビエント照明、12スピーカーKlipschプレミアムオーディオシステムなどを搭載し、快適なドライブ空間を提供。
乗車定員は7人または8人仕様が用意され、ファミリー層にも最適な設計となっています。
安全性能面では、最新の「ニッサン セーフティ シールド」を全グレードに標準装備し、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載。
さらに、上級モデルには「プロパイロット・アシスト2.1」が採用され、高速道路でのハンズオフ運転が可能になっています。
そのほか、3Dアラウンドビューモニターやフロントワイドビュー、インビジブル・フードビューなどの機能が搭載され、安全性と利便性の向上が図られているのも大きなポイントです。
パワートレインは3.5リッターV6ツインターボエンジンで、最高出力425hp、最大トルク516lb-ftを発揮。
9速ATとの組み合わせにより、8500ポンド(約3800kg)のけん引能力を確保しています。
グレードは、ベースモデルの「SV」、中級モデルの「SL」、上級モデルの「プラチナ」「プラチナリザーブ」、そしてオフロード性能を強化した「PRO-4X」の5種類をラインナップ。
駆動方式は、「PRO-4X」が4WD専用で、それ以外のモデルではFRと4WDの両方が選択可能であり、なかでも4WDモデルには多様な地形に対応する8つのドライブモードが搭載されるのも魅力の1つです。
なお価格は5万6520ドル(約880万円)から7万9990ドル(約1245万円)となっており、パワフルな走行性能と高級感を兼ね備えたSUVとして注目を集めています。
※ ※ ※
今回のカナダ国際オートショー2025に、日産のカナダ法人はアルマダ以外にも、同じく2025年モデルの「ムラーノ」と「キックス」、そして「フロンティア」をベースとした「プロジェクト トレイルゲイター」と「フロンティア ターマック コンセプト」を展示することが明らかとなっています。