LEXON(レクソン)」はオートサロン2025で、日本未導入のマイナーチェンジ版「GRカローラ」向けのエアロパーツをいち早く公開しました。レクソンの新作は、どのようなエアロパーツなのでしょうか。
■あれ?新型GRカローラ!?
LEXON(レクソン)は、2025年1月10日から12日にかけて幕張メッセで開催された「東京オートサロン2025」に、新作のエアロパーツを装備したトヨタ「GRカローラ」を出展しました。
しかも、出展車両は日本未導入のマイナーチェンジ版となる新型GRカローラに見えます。世界を先取るレクソンの東京オートサロン出展車両を紹介します。
神奈川県相模原市に本社を構えるレクソンは、レクサス/トヨタ車を中心としたエアロパーツなどを製造販売するほか、スーパーGTやスーパー耐久などのレース車両への部品サポートも行っています。
その高い信頼性に加え、レクソンのエアロパーツ「レクソンエクスクルーシブ」は純正ラインとの調和を図りながら、カスタムカーらしい個性を与える造形が特徴です。
過去には毎年ラスベガスで行われるSEMAショーにも出展し、現在では日本国内のみならず海外でも高い評価を得ています。
海外へ広い販路を持つレクソンが東京オートサロン2025に持ち込んだ車両は、レクソンエクスクルーシブのエアロパーツをまとったGRカローラです。
しかもフロントバンパーの形状が、マイナーチェンジされた日本未導入の新型GRカローラとなっています。
2022年に登場したGRカローラは、トヨタ「カローラスポーツ」をベースに「TOYOTA GAZOO Racing」がチューニングを施した高性能ハッチバックです。
エンジンはGRヤリスと同じ1.6リッター直列3気筒ターボエンジンに換装され、四輪駆動システム「GR-FOUR」で走行性能を大幅に強化。メーカチューンドカーらしいスポーティな外観も特徴となります。
初登場から2年が経過した2024年8月、トヨタは外装を含めあらゆる面でパフォーマンスを高め、マイナーチェンジを遂げた“新型GRカローラ”を北米で発売しています。
新型の変更点は、エンジン制御の見直しにより中速領域の出力アップに加え、新たに世界トップレベルの変速スピードを目標に新開発された8速AT「GR-DAT」を追加設定。
そのほかサスペンションジオメトリーの変更やショックアブソーバー&スプリング特性の見直しと、ステアリングラックやサスペンションアームなどの取付剛性アップが図られたうえ、クラッチフィーリングの改善やABS制御の見直しにまで改良の手が及んでいます。
8速ATの新採用に併せてATFクーラーも追加され、新型GRカローラのフロントバンパーは各冷却機構を有効に働かせるために大型ダクトを設けた新デザインへと変更されました。
レクソンでは、発売されたばかりの新型GRカローラ用フロントバンパーもこれで、わざわざ米国トヨタから輸入し、いち早くエアロキットを完成させたとのことです。
レクソンエクスクルーシブのボディキットが装着された純正色マットガンメタのGRカローラは、レクソンらしく一見ノーマルのように落ち着きを放ちますがフロントにはリップスポイラー、サイドとリアにエアスプリッターが装着されカスタムカーらしい雰囲気がしっかりと追加されています。
もっとも目を引くのはリアアンダー部。GRカローラの特徴であるボディ左右と中央からの3本出しマフラーは、センターからの2本出しへと変更するためにレクソンでは専用リアディフューザーパネルも制作しています。
マフラーはAPEXi「N1エボリューション エクストリームマフラー」ですが、センターデュアル仕様をアメリカから取り寄せて装着しているそうです。
新型GRカローラの日本導入の確定情報はまだありませんが、レクソンではボディキットの購入受付を開始しています。
それぞれの価格はフロントリップ10万円/サイドスプリッター13万円/リアサイドスプリッター7万円/センターマフラー専用リアディフューザーパネル5万円となっています。いずれも従来品とは異なる新素材が用いられており、以上の価格はあくまで予定価格とのことです。