米国レクサスは、ラグジュアリーSUV「LX」のサーフィン仕様「サーフLX」の実車を公開しました。どのような特徴があるのでしょうか。
■サーフィンで使える「ラグジュアリーSUV」とは?
レクサスの米国法人とワールド サーフ リーグ(WSL)は2025年1月28日、複数年にわたるパートナーシップの拡大を発表。
新しい契約の一環として、レクサスは2025年にWSLアワード、パイプ プロ、トレスル プロ、USオープン オブ サーフィン、WSLファイナルの5つの主要リーグ イベントのタイトル パートナーを務めます。
そして、ハワイ・オアフ島で開催された「2025レクサス・パイプ・プロ」にて、レクサスは新コンセプトの高級多目的車「サーフLX」(コンセプトカー)をお披露目しました。
ベースとなったレクサス「LX」は、「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトに掲げた、レクサス最高峰のラグジュアリーSUVです。
高い「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を伝統としており、初代モデルは1996年に北米で登場。現行モデルは2022年に登場した4代目モデル。
全長5mを超える堂々としたボディは、トヨタ「ランドクルーザー」とプラットフォームを共用しており、さらに大型のスピンドルグリルを採用するなど、レクサス独自の味付けが加えられています。
今回、レクサスが実車を公開したサーフLXは、究極の海辺のライフスタイルを実現するために、イノベーションとパフォーマンスを融合。
活気あふれるサーフカルチャーの世界と、サーフコミュニティのメンバーから得た要望を取り入れたサーフLXは、スタイルと機能性を兼ね備えています。
サーフLXのエクステリアは、マットブルーのボディカラーやホワイトのルーフライン、ブラックのアクセントが、海の波と砂浜を表現しました。
また、本革張りの内装と20インチのカスタムグレーホイール、33インチのオールテレーンタイヤの組み合わせにより、砂や海水、風雨に耐える内外装を実現しています。
ラゲッジスペースはサーファー向けにカスタマイズされており、スライド式カーゴストレージやサーフボードラック、DOMETICの内蔵クーラー、ワックスがけテーブル、ターフチェンジマットを装備。
ウェットスーツ、タオル、ワックス、日焼け止めなど、さまざまなギアを収納できる通気性の高いコンパートメントも備えました。
※ ※ ※
プロサーファーでありレクサスのアンバサダーでもあるグリフィン・コラピント選手は次のようにコメントしました。
「サーフィンは、周囲の環境に調和し、ドライブを楽しむことがすべてです。レクサスがサーフLXで実現したこととよく似ています。
このクルマは単なるSUVではありません。冒険のために作られたもので、サーファーが望む、または必要とするパワーと多用途性を備えています」