スズキが2025年1月30日、新型SUV「ジムニー ノマド」を発表。発表当日から、早くもネット上では話題殺到し、様々な声が上がっています。
■ジムニー初の5ドアモデル発売に反響
スズキが2025年1月30日、新型SUV「ジムニー ノマド」を発表。
発表当日から、早くもネット上では話題殺到し、様々な声が上がっています。
スズキの本格SUV「ジムニー」は、初代モデルが1970年に誕生。タフな印象と悪路走破性で人気を誇り、半世紀経った今でもロングセラーとなっています。
最新モデルは2018年に登場した4代目です。2代目のコンセプトに回帰したスクエアスタイルのボディとなり、水平基調のインパネやフラットなラゲッジスペースなど、全体的に「機能美」を押し出したものになりました。
それだけでなく、ブレーキLSDトラクションコントロール、ヒルディセントコントロール、ヒルホールドコントロールなど最新技術もふんだんに投入され、さらにそのポテンシャルを引き出す設計になっています。
ラインナップは、軽自動車規格のジムニーに対し、5ナンバー普通車規格である「ジムニー シエラ」も同時展開されています。
こちらは1.5リッターエンジンの発揮するパワーにより駆動力と悪路走破性が高まっており、フェンダーが張り出したワイドボディが見た目にも格好よく、ジムニーに負けずとも劣らない人気を得ています。
さて、ジムニーといえば「3ドア」ですが、今回発表された「ジムニー ノマド」は、シリーズ初となる「5ドア」モデルです。
長年5ドアモデルの展開を望む声が出ているなか、2023年6月にインド市場で発売され、その期待はさらに高まっていました。
今回ついに日本市場での展開が発表された形です。
新型ジムニー ノマドのコンセプトは、「本格的な悪路走破性を持つ、四輪駆動の5ドアコンパクトクロカン」。
先述のパワフルなジムニー シエラの特徴を継承したうえで、新たに「後部座席」「荷室」へ焦点を当てました。ドアを後部にも設置して乗降性を高めたほか、内部スペースを拡大して居住性、乗り心地、さらに積載性をアップしています。
具体的には、ジムニー シエラに対し全長・ホイールベースをそれぞれ340mm延長。フロントタイヤとリアタイヤの距離が伸びたことで、そもそも後部ドアが実現し、荷室長も約7割拡大して590mmにも達しています。
後部座席の足元空間は5cm拡大。さらにジムニー シエラでは後部座席が「タイヤの上に座る」ような形だったのに対し、座席下の空間が確保されたことで、シートクッション厚も大きくなり、乗り心地が高まっています。
もちろんホイールベースの拡大によって、さらに走行安定性が高まっています。
エクステリアは、ジムニー伝統の「5スロット」デザインのフロントグリルを継承。しかしジムニー シエラとの差別化も図られており、クロームの縁取りやガンメタリック塗装の専用デザインが上質感を演出しています。
パワートレインは、ジムニー シエラと全く同一です。最大出力102PS・最大トルク130Nmを発揮する直列4気筒1.5リッターエンジンに、5速MTまたは4速ATを組み合わせています。全車パートタイム4WDです。
販売価格(消費税込)は、5速MTが265万1000円、4速ATが275万円。グレードは「FC」の単一展開です。
※ ※ ※
ネット上では「来たーーー!」「スズキ最高」「めっちゃ欲しい」「(もともと)シエラいいなと思ってたけど、これは気になる」「車買うとしたらこれいいなあ。ほしいなあ」「とりあえず実物が見たい」「ジムニーの5ドア良すぎでしょ」
中には「発表日に即契約してきた 待ってたよ5ドアジムニー」と、はやくも「納車待ち」になっている人も。日本市場への登場を心待ちにしている様子がうかがえます。
月間目標販売台数は1200台と見込まれています。