マツダは、2025年1月10日から12日に開催された「東京オートサロン2025」にて、「MAZDA SPIRIT RACING CX-60 Rally concept(以下MSR CX-60 Rally)」というコンセプトカーを出展しました。このクルマについて、様々な反響が出ています。
■マツダ「MSR CX-60 Rally」に驚きの声
マツダは、2025年1月10日から12日に開催された「東京オートサロン2025」にて、「MSR CX-60 Rally」というコンセプトカーを出展しました。
このクルマについて、様々な反響が出ています。
CX-60は、マツダが製造、販売している高級クロスオーバーSUV。2022年3月に欧州で世界初公開され、日本国内では同年6月から予約受け付け開始し、現在も販売されています。
MSR CX-60 Rallyは、そんなCX-60をベースとしたコンセプトカーです。
CX-60のパワフルかつ俊敏な走りのポテンシャルを活かし、ラリーシーンでの活躍を想定して作られています。
ターマック(舗装路面)を豪快に走り抜けるシーンをイメージし、大型のリアスポイラー、ルーフベンチレータ、アンダーガード、6POT対向キャリパーブレーキを装備。
インテリアは、後席が取り払われ2人乗りしようとなっているほか、安全対策のロールケージと、ドイツのシート専門メーカーであるレカロ社製のフルバケットシートを装備し、加飾パネルはアルカンターラ(スエード調の人工皮革)素材でコーディネートされました。
パワートレインは、3.3リッター直列6気筒ディーゼルエンジンにモーターを組み合わせた、マイルドハイブリッドシステムを搭載。最高出力254.2馬力/3750rpm・最大トルク550Nmを発生します。
このような特徴を持つMSR CX-60 Rallyに対し、「60でやるか!?」「心意気が好き」など、驚きや好意を示すコメントが見られました。
「もしもCX-60がラリーに出場したら?」というコンセプトで作られたMSR CX-60 Rallyですが、そのコンセプト自体に惹かれたユーザーの声であり、開発者の遊び心を評価しているようでした。
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マツダのクロスオーバーSUVであるCX-60をベースに、ラリーシーンでの活躍を想定して作られた、MSR CX-60 Rally。
とくにインテリアは競技車両然とした仕様になっており、シートを取り外してロールケージが張り巡らされた後部座席などは、ベース車の面影がほぼなくなっています。
もともと公道を走ることを意識して作られていないこともあって、市販化の予定は今後もないとのことです。