スズキ「ソリオ/ソリオバンディット」が仕様変更されましたが、正式発表前に「東京オートサロン2025」で実車が公開されました。来場者は新型ソリオのどのようなところに注目したのでしょうか。
■東京オートサロンで新型「ソリオ」が大人気!
2025年1月10日から3日間開催された「東京オートサロン2025」は大盛況となりましたが、スズキブースでは正式発表前の新型「ソリオ」と「ソリオバンディット」が展示されていました。
大々的な発表を前に展示されたもので、事前告知もあまりなかったにもかかわらず、多くの来場者が新型ソリオに興味を示していました。
一体どのような点が東京オートサロンで注目されていたのでしょうか。
新型ソリオは、東京オートサロン2025が閉幕してすぐの1月16日に正式発表されました。そのため東京オートサロン時には詳細が明かされていなかったのですが、それても多くの人が注目していたのがデザインです。
標準仕様のソリオもエアロ仕様のソリオバンディットも、どちらもフロントマスクを一新。特に変化が大きく感じるのがソリオバンディットです。
縦のラインが強く強調され、迫力と上級感を強調した新型ソリオバンディットのフロントグリルは近くに寄って細部まで見る人が多くいました。
また、展示されていた車両は実際に車内に座ることも可能。たくさんの来場者がドアやトランクを開けてユーティリティをチェックしているのも印象的で、それだけソリオが市場から高い注目を受けている証と言えるでしょう。
デザインに視線が注がれるなか、今回の仕様変更で大きく変わったのは実はメカニズムもです。
2023年にフルモデルチェンジをした「スイフト」と同じ新世代の1.2リッター3気筒エンジンがソリオに搭載され、パワーユニットは全車マイルドハイブリッドとなっています。これにより純ガソリングレードはラインナップから外れました。
そして運転支援システムも進化。衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、車線維持支援機能を標準装備となりました。運転支援システムもスイフトと同じような内容となり、新世代のものへと進化しています。
コネクテッド関連も進化し、緊急通報やリモートエアコンなどアプリ機能が利用できる「スズキコネクト」に対応しました。
ほかにも電動パーキングブレーキやブレーキホールドが新たに採用されていて、街乗りから高速道路まであらゆる場面での快適性がアップしたのも、新型ソリオで見逃せないポイントとなっています。
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トヨタ「ルーミー」、ダイハツ「トール」といったライバルも多いコンパクトハイトワゴンですが、ここまでの充実した装備はライバルにはありません。
フルモデルチェンジ並みの仕様変更で、より魅力の増した新型ソリオ・ソリオバンディットは、このクラスを牽引する存在となりそうです。