Infoseek 楽天

「オービスの予告看板」の設置ルールに反響集まる! カメラの何メートル前? 「オービス前で急ブレーキやめて」「速度守るのが当たり前」の声も!

くるまのニュース 2025年2月5日 18時30分

オービスの前に設置されている「予告看板」ですが、オービスの種類によって設置ルールが異なります。また予告看板に対してネット上では多くの反響が集まっています。

■オービスの「予告看板」に反響集まる!

 オービス(自動速度違反取締装置)設置場所の前方に配置される「予告看板」は、オービスの種類によって設置ルールが異なります。
 
 それに対してネット上には多くの反響が集まっています。

 オービスは、過剰なスピードで走行している車両を自動で検出し、その情報を記録する装置です。

 この装置はもともとアメリカのボーイング社によって開発された商標名ですが、現在では日本国内で一般的に固定式や移動式の速度違反取締装置を指す言葉として使われています。

 固定式オービスは、一般道路で30km/h以上、高速道路で40km/h以上のスピード超過に対して働きます。

 一方、移動式オービスは、より厳格な基準を設けており、過去には15km/hの速度超過で記録された事例もあります。

 2021年からは、固定式と移動式の利点を組み合わせた半固定式オービスも導入され、取締りの強化が進んでいます。

 そんなオービスの設置箇所には、よく予告看板が設置されています。

 これは、ドライバーに対して事前に速度取締りが行われることを知らせ、減速を促すための重要な役割を果たします。

 しかし、オービスの種類によって設置ルールが異なるのです。

 固定式オービスと半固定式オービスの場合、予告看板はオービスの設置地点から500m、1km、2km手前など、複数の箇所に設置されることが一般的ですが、全国的に統一された設置基準が存在するわけではなく、地域ごとに運用方針が異なります。

 これに対して、移動式オービスは設置場所がその時々で変わるため、予告看板が設置されない場合もあります。

 その代わりに、インターネットやSNSを通じて告知されるのが一般的です。

 また、移動式オービスに設置される看板は、簡易的なものが多く、ドライバーが見逃してしまう場合もあります。

 なお、予告看板が設置される理由は大きく分けて3つあります。

 1つ目は、プライバシーの保護です。

 オービスによる速度違反の撮影は、運転者やその同乗者の顔やナンバープレートを記録するため、事前に注意喚起を行うことで、これらのプライバシーを尊重することが目的とされています。

 2つ目は、交通事故の防止です。

 予告看板がドライバーに減速を促すことで、事故を防ぐ効果が期待されます。

 最後に、透明性の確保です。

 事前に予告することで、取り締まりが公平に行われていることを示し、ドライバーに対して不意打ちを避けるための配慮を示しています。

 インターネット上では、オービスの予告看板に関してさまざまな意見が飛び交っています。

 一部のドライバーは、「予告看板があるおかげで減速することができ、安全運転が促されている」と肯定的に評価していますが、他方では「予告看板があることで、違反を警告しているだけに過ぎない」「そもそも速度を出さなければ良いのでは」と、予告看板がなくても安全運転することが当たり前だという声も多く寄せられました。

 また、「オービス手前で急ブレーキを踏む行為やめてほしい」「オービスの存在を知らせることで急減速するわ、通り過ぎたら急加速したりする人もいるから、なくてもいいと思う」といった意見も見受けられます。

 いずれにしても、予告看板の設置がドライバーに一定の警戒感を与えることは確かです。

この記事の関連ニュース