2025年1月24日、マツダ米国法人は新たな「MX-5 ミアータ35周年記念モデル」を発表しました。いったいどのような仕様になっているのでしょうか。
■「アーティザンレッド×タン」のカラーリングがイイ
2025年1月24日、マツダ米国法人は「MX-5 ミアータ(日本名:ロードスター)」の35周年記念モデルを発表しました。
MX-5ミアータ(日本名ロードスター)は、2シーター×FRのオープンスポーツカー。現行モデルは4代目で、トップが幌のソフトトップとなる標準モデルと、電動開閉式メタルトップの「RF」がラインナップされています。
今回登場した35周年記念モデルはソフトトップに設定されます。
ソフトトップモデルに搭載されるエンジンは、日本市場向けモデルと北米市場で異なり、日本仕様では直列4気筒1.5リッター直噴ガソリンエンジンですが、北米仕様は日本仕様のRFに搭載される最高出力181HP・最大トルク205N・mを発生する直列4気筒2.0リッター直噴ガソリンエンジンです。
トランスミッションも日本・北米仕様ともに同じ6速MTもしくは6速ATとなります。
今回の発表は、世界最大のモータースポーツのひとつ「デイトナ24時間レース」が開催される米国フロリダ州デイトナで2025年1月24日に開催された「第62回ロレックス24時間レース」の開催直前に行われました。
MX-5ミアータ35周年記念モデルは、マツダ独自開発の3層塗りの「匠塗」の第4弾「アーティザンレッド」をボディカラーに採用。この色のデザインイメージは「最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤」とのこと。
MX-5ミアータ、ロードスターともに赤系のボディカラーは、匠塗第1弾「ソウルレッドプレミアムメタリック」が採用されていますが、MX-5ミアータ35周年記念モデルに「アーティザンレッドプレミアムメタリック」が特別に設定されました。
この特別なボディカラーに、ベージュのソフトトップと明るいシルバーの17インチアルミホイールを組み合わせ、高級感あふれるカラーコーディネートとなっています。
インテリアでは、フロアカーペット、フロアマット、ナッパレザーシートにタン色を採用し、クラシック・スポーツカーのような演出がされています。
また、エアコン吹き出し口とドア上部パネルの内装トリムは、外装色と合わせられ、車内からもアーティザンレッドプレミアムメタリックの豊かな色の変化を楽しむことができます。
装備面も充実し、シートヒーター、BOSEプレミアムオーディオ、ワイヤレスApple CarPlay・Android AUTO、Alexaに対応したカーナビ、マツダコネクト対応の8.8インチインフォテイメントディスプレイが採用されています。
パワートレインの変更点はありませんが、6速MTのみとなります。
足回りはアシンメトリーLSD、ショックタワーブレース、チューンナップしたビルシュタイン製ダンパーを装備し強化しています。
MX-5ミアータ35周年記念モデルの車両価格は、3万6250ドル(1ドル=155円の為替レートで約562万円)の最上級モデルになり、限定300台が販売されます。
なお、日本ではすでにMX-5ミアータ35周年記念モデルと同じ仕様の「ロードスター 35周年記念モデル」を販売中(375万3200円)で、台数に限りはありませんが2025年3月3日まで受注生産による注文を受け付けています。