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たった4日で「もう注文止めます!」 スズキ「新型ジムニーノマド」異例の早さで“受注停止”発表に「何年待つ?」「転売目的」の声多数! 怒涛の“注文殺到”で「展示会も中止」に

くるまのニュース 2025年2月9日 8時10分

スズキは2025年2月3日、新型「ジムニーノマド」の受注停止を発表しました。発表からわずか4日での発表に、SNSでは非常に多数のコメントが投稿されています。

■発表4日でもう「注文できません」 異常な人気加熱に驚きの声

 スズキは2025年2月3日、新型「ジムニーノマド」の受注停止を発表しました。
 
 新型ジムニーノマドは1月30日に発表されたばかりのニューモデルですが、わずか4日後の受注停止の発表に、SNSでは非常に多数のコメントが投稿されています。

 ジムニーは1970年に登場した小型本格四輪駆動車です。

 非常に小さい車体ながらも丈夫なラダーフレームと副変速機付きの4WDシステムを採用し、大型の四輪駆動車並みの走破性能や信頼性を持っています。

 過酷地やオフロードレジャーユーザーから主に支持され、日本だけでなく海外でも展開しており、199の国と地域で349万台を販売するベストセラーモデルです。

 さらに、2018年に登場した通算4代目の現行型では、走行性能や安全性を高めつつ、クラカルな丸形ヘッドライトやスクエアなボディデザインを採用したことで、新規ユーザーの獲得にも成功。

 アウトドアレジャーブームも後押しし、発売直後から多数の受注を獲得する人気モデルとなっています。

 いっぽうで、ラインナップは軽自動車の「ジムニー」と1.5リッターエンジンにワイドボディを組み合わせる3ドアの「ジムニーシエラ」のみであり、当初から利便性と積載性を高めたロングボディタイプの登場が待ち望まれていました。

 そうしたなか、スズキのインド法人は2023年1月、ホイールベースを延長して後席ドアを追加した「ジムニー5ドア」を現地で発表。長年期待されていたロングボディということもあり、日本でも導入を求める声が多数上がっていました。

 それから2年を経て、ようやく日本でも正式に5ドアモデルが「ジムニーノマド」として導入されることになりました。

 新型ジムニーノマドはスズキのインド法人が現地生産したものを輸入する形が取られ、名称は日本独自の「ノマド」というサブネームを付与。

 このほか、先進安全装備「スズキ セーフティ サポート」を性能向上し、AT車にはアダプティブクルーズコントロール搭載や、後方誤発進抑制機能などが追加されています。

 新型ジムニーノマドの価格(消費税込)は、265万1000円から270万5000円。発売は4月3日を予定しています。

 待望の5ドアロングボディということもあり、非常に多くのユーザーから注目を浴びていましたが、発表からわずか4日後、スズキは「ご注文停止のお詫び」として受注停止を発表。

 目標月販台数の1200台を極めて大きく上回る約5万台の注文を受けたとし、すでに「買えない」状況となっています。

 これについてSNSでは、「すげぇ人気」「やっぱりジムニーは人気あるな」「勢いすごいな」と、早速の人気ぶりに驚くコメントや、「何年待つんや…」「3年以上かかるらしい」とデリバリー時期を気に掛ける声が多く寄せられています。

 対して、「そうなるよね」「またか」と、大きな期待が持たれていたモデルであったために、こうした短時間での受注停止はもはや想定内だったとする意見もあるようです。

 一方、「転売ヤーが買ってそう」「また転売ヤーの仕業だな」「転売かな。今は中古車として売った方が儲かるみたいやし」と、近年、受注停止のニューモデルが中古市場で新車価格以上で取り引きされる異常事態が発生していることから、転売目的で注文を入れた人もいるのではないかとする見方もありました。

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 なお、全国のショッピングモールで実施を予定していた先行展示会やイベント展示も全て中止となっています。

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