BMW日本法人は、コンセプトカー「X7 錦ラウンジ」を発表しました。
■京都の職人仕上げ内装×星空風ルーフを採用
BMW日本法人は2025年2月3日、コンセプトカー「X7 錦ラウンジ」を発表しました。
BMWの最上級SUV「X7」をベースにしたもので、「BMWと日本の名匠プロジェクト」の第4弾モデルだといいます。
X7は2018年4月に発表されたフルサイズ7人乗りSUV(BMWでは「SAV」と呼称)です。
従来の「X5」や「X6」よりも上位に位置するSAVラインナップ最上級モデルで、日本では2019年6月に発売されました。
BMWらしいスポーティな走行性能に、縦型の「キドニーグリル」をはじめとする押し出しの強いデザインや最上級素材を採用した3列シート、最新の先進運転支援システムを搭載。
現在販売中のモデルは、初代の大幅改良型(G07 LCI)で、先に登場したフラッグシップセダン「7シリーズ」現行型と同様の、上下2分割のヘッドライトやイルミネーションを備えた新グリルを採用するなどの刷新が行われています。
ボディサイズは全長5170mm×全幅2000mm×全高1835mm、ホイールベースは3105mmで、乗車定員は6人乗りまたは7人乗りが選択できます。
日本仕様車のラインナップは、3リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載する「xDrive 40d」と4.4リッターV型8気筒ガソリンターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせる「M60i xDrive」を用意。いずれも駆動方式は4WDです。
今回発表されたX7 錦ラウンジは、同じX7をベースにした3台限定のスペシャルモデル「西陣エディション」の続編。
西陣エディションが「『光』がうつろう、明るくクリーンな新時代のラグジュアリー空間」をコンセプトにしていたのに対し、錦ラウンジでは「『星』がきらめく、美に満たされたやすらぎの空間」とし、西陣エディションから時間がうつろい、夜のとばりが下りた世界を表現。
「BMW独自装備の上質な輝きと、京都伝統工芸の技による星空の広がりを芸術的に表現し、今宵も貴方に特別なひと時を授けることを表現したコンセプト・モデル」だといいます。
エクステリアは、BMWのフルオーダーメイドシステムである「Individual」カラーの「ベルベットブルー」をメインに、「スペースシルバー」にてルーフ部分を塗装した、専用の2トーン塗装を採用。
また、宝石のような輝きを持つ専用ヘッドライト「クリスタルライトヘッドライト」や。専用イルミネーション「アイコニックグロー」を搭載。
インテリアでは、京都・西陣の楽芸工房が手掛ける専用加飾パネルを装備。広大な宇宙空間と煌めく星々を箔泊装飾によって表現されています。
加えて、センターコンソールは京都の手織りテキスタイルブランドkuska fabricによる、レザーとジャガード織物素材と箔装飾を用いた専用品を装着。
さらに、フロアマットは京都の織物メーカーである川島織物セルコンによる、7種類の糸を用いた職人仕上げのフロアマットを装着。
このほか、内装には1万5000個のLEDにより青白い星の光を夜間に主張する「パノラマ・スカイルーフ」や、地上に輝く光を音で表現する「B&Wダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」などを装備しています。
なお、X7 錦ラウンジの販売についてはアナウンスされていません。