モーガンの日本法人は新型フラッグシップモデルの開発が最終段階を迎えたと発表し、ロードテストの様子を公開しました。今春の発売を予定しているといいます。
■BMWの「直6」搭載でデザインもアップデート
モーガンの日本法人は2025年1月31日、新型フラッグシップモデルの開発が最終段階を迎えたと発表し、プロト車両のロードテストの様子を公開しました。
今春の発売を予定しているといいます。
モーガンは1909年に設立された英国発の小型オープンスポーツカーメーカーで、創立当初から木材を用いた、ハンドメイドによる軽量スポーツカーを製作。
主に後輪が1輪の「スリーホイーラー」や、この派生モデル「4/4」などを長く販売しているほか、BMW製のV型8気筒を搭載する超高性能タイプ「エアロ8」なども展開しています。
今回発表されたのは新たなフラッグシップモデルで、従来の「プラスシックス」の直接的な後継ではないが、これに変わるものとされています。
詳細は追って明かされるものの、2019年に発表した新開発の「CXVプラットフォーム」が用いられ、搭載されるパワートレインはBMW製の直列6気筒ターボエンジンを採用。
軽量かつ高剛性を実現しながら、最新技術とエンジニアリングの強化が盛り込まれ、さらなるパフォーマンスの向上と、ドライビングの楽しさを向上したといいます。
デザインは、2ドアロードスタースタイルで、一目でモーガンとわかるデザインを採用しつつ、現代的なスタイリングも取り込まれ、空力性能にも配慮されています。
公開されたプロトタイプモデルはカモフラージュが施されており、「最終的な市販車のデザインを示すものではない」としつつも、丸目2灯に1930〜1940年代のクルマを想起させるクラシックなグリル、シンプルなテールなどを装備。
小ぶりなミラーやフェンダーが強調されたボディラインなど、伝統の旧車風のスタイルはそのまま継承されるものとみられます。
今回の新型フラッグシップモデルの名前は未定となり、「2025年春に正式発表を予定しています」といい、その際に他の詳細なども発表されるとみられます。