マツダはブランド体感施設となる「MAZDA TRANS AOYAMA」を東京・青山にオープンします。2025年2月6日のオープンに先駆けて先行取材会が開催されました。どのような施設なのでしょうか。
■マツダのブランド体感施設「MAZDA TRANS AOYAMA」とは
2025年2月6日にマツダは、ブランド体感施設となる「MAZDA TRANS AOYAMA」を東京・青山にオープンします。
先行して4日には先行取材会が開催され、マツダの代表取締役社長兼CEO・毛籠勝弘氏や、同施設の支配人となる石田陽子氏が出席しました。
今回のブランド体感施設はどのような狙いで展開されるのでしょうか。
MAZDA TRANS AOYAMAの場所は、表参道駅から渋谷方面に歩いて数分の好立地にあります。
建物の外観は幾何学的で複数のスクエアが組み合わされたような造形で個性的な印象を受けます。
そんな建物の1階に位置するMAZDA TRANS AOYAMAですが、自動車メーカーならでと言えるマツダ車の歴史を振り返るミニカー展示、市販モデル・コンセプトモデル・歴代モデルなどの実車展示も。
なおオープン当初は、マツダがジャパンモビリティショー2023で世界初公開したコンパクトスポーツカーコンセプト「MAZDA ICONIC SP」が展示されているほか、2月7日からは「ロードスター35周年記念車」も追加で展示される予定となり、どちらも2月23日まで見られます。
さらに同施設では今後、「ロードスター」の試乗体験や定期的にトークセッションや関連イベントなどが開催されるようです。
また常設として、広島の宮島で創業した伊都岐珈琲が監修したカフェもあり、マツダ車を見ながらゆったりとした時間を過ごすことも。
このカフェではオリジナルコーヒーや軽食も食べられ、なかでも3種類あるホットサンドは美味でした。
そんなMAZDA TRANS AOYAMAですが、名称のTRANSには「変える、越える」という意味があります。
マツダによれば「前向きに変わる、そのきっかけになる場所でありたい」という意味が込められていると言います。
そんなのMAZDA TRANS AOYAMAについて、マツダは「当社のお客さまやファンの皆さまをはじめ、これまでマツダと接点がなかった方々にも、マツダブランドの体感を通じて、新しい発見をしていただき、前向きな気持ちを感じていただける空間・体験を提供するとともに、さまざまな情報を発信してまいります」と説明しています。
また先行取材会に出席した毛籠勝弘社長は次のように述べています。
「表参道の『マツダロータリー原宿』を閉じてから約30年ぐらい、この南青山にブランドの発信拠点をやっと持つことになりました。
ここ首都東京、南青山から日本全国にマツダブランドを発信していきたい。日本でブランドのプレゼンスを高めていければと。大変わくわく思っています。
この松田トランス青山、名前の由来にもあるんですけど、トランスというのは『向こう側』とか『切り替える』という意味、ニュアンスを持っています。
ここに来場いただいたお客様が、ここで過ごす時間、体験、あるいは交流やイベントで来ていただいた時よりも、少し前向きに、ポジティブな気持ちになっていただきたいなと、そういう願いを込めて、そういった名前としています。
我々の企業理念にもありますとおり、『前向きに通り来る人の輪を広げる』そういった価値とか、体験を広げる実践の場に来ていければいいかなというふうに思っています。
そのためにも、やはりここでお客様のご来場の皆さんに接するブランドマネージャーの石田をはじめとして、スタッフが私どもの『人を中心』という考え方に沿って、心地よい気持ち、空間、体験を提供していけるということを期待したいというふうに思っています」
また今回のMAZDA TRANS AOYAMAには、昨今話題となっていたマツダの新ロゴが採用されています。
これについてマツダ広報部は直近の報道内容を否定しつつ次のように話しています。
「この新しいロゴは、新しい古いというものではなく、いまの時代に適した2Dでも視認性の良いロゴを新しく作ったというものです。そのため、報道にあるような企業ロゴが変わるわけではありません。
同時に店舗やクルマのエンブレムも現時点では変わりません。あくまでも適材適所でロゴを使っていきます。
なおこの新ロゴはホームページなどの2D環境で使われていきますが、MAZDA TRANS AOYAMAでも夜間などの視認性をテストする意味もあり使うことになっています」
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なおオープン後には、8日-9日にトークセッション「ロードスターとカラーで楽しむ私のスタイル」を。
2月15日-16日にはイベント「みんなで創るフラワーアレンジメント」を開催予定だと言います。