トヨタの南アフリカ法人は2025年1月23日、ミドルSUV「カローラクロス」のマイナーチェンジモデルを現地で発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■斬新レクサス顔のカローラクロス?
トヨタの南アフリカ法人は2025年1月23日、ミドルSUV「カローラクロス」のマイナーチェンジモデルを現地で発売しました。
カローラシリーズは、1966年に日本で初代の発売以来、世界150以上の国と地域で累計5000万台以上を販売してきたトヨタのグローバルベストセラーカーです。
時代や地域のニーズに合わせて進化を遂げる中で、世界的なSUV需要の高まりを背景にシリーズ初のSUVとして誕生したのがカローラクロスです。
南アフリカ市場では2021年に投入され、2024年の販売台数は2万2000台以上を記録。同国で「最も売れているSUV」「最も売れているハイブリッド車」「2番目に売れている乗用車」となりました。
今回のマイナーチェンジで最も大きく変わったのはフロントデザインです。ボディとグリルの境界を融合させたシームレスグリルを採用(スポーツグレードの「GR-S」は除く)するとともに、ヘッドライトの光源デザインを変更。
シャープ感が増し、より先進的な雰囲気となりました。このデザインについてSNSなどでは、“レクサスのようだ”という声が多く見られます。
一方、GR-Sはグリルで存在感を強調した専用デザインとなっており、ピラーやルーフをブラック化したツートーンカラーの採用と相まって、引き締まった精悍な印象になっています。
ボディカラーはツートーン含めて全8色。「ブラスゴールド」「オキサイドブロンズ」が新色となります。
インテリアに大きな変更はありませんが、足の動きを検知してバックドアが自動開閉する機能や駐車に便利な360度パノラミックビューなど、機能の拡充によって使い勝手が向上しています。また、パーキングブレーキが足踏み式から電動に変わったのもトピックのひとつです。
パワーユニットは従来のままで、1.8リッターガソリンまたは1.8リッターハイブリッドを設定します。価格はガソリン車が41万4800ランド(約350万円)から、ハイブリッド車が49万4400ランド(約410万円)からとなります。