2025年1月16日、レクサスは「RC」の生産終了の発表と「ファイナルエディション」を設定して発売しました。どのような仕様になっているのでしょうか。
■11年の歴史に幕!集大成となる特別仕様車「ファイナルエディション」
2025年1月16日、レクサスは「RC」に「Final Edition(ファイナルエディション)」を設定したことを発表し、同日発売しました。また、派生ハイパフォーマンスモデル「RC F」にもファイナルエディションを設定、発売しました。
RCは、2010年に生産終了した「SC」の後継車として2014年10月にデビューした2ドアクーペで、2018年10月にマイナーチェンジが実施されています。
ボディサイズは、全長4700mm×全幅1840mm×全高1395mm、ホイールベース2730mm、乗車定員は4人となっています。
RCのスタイルは、車名が示す「Radical Coupe」のとおり、流れるようなエレガントかつエモーショナルなデザインで、スポーティ感あふれるインテリアを有したスポーツモデルです。
パワートレインは、最高出力318PS・最大トルク380N・mを発生する3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンに8速ATを組み合わせる「RC350」、同178PS・221N・mを発生する2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンに、同143PS・300N・mを発生する電気モーターを組み合わせるハイブリッド「RC300h」、同245PS・350N・mを発生する2.5リッター直列4気筒インタークーラー付きターボガソリンエンジンに8速ATを組み合わせる「RC300」の3タイプとなっています。
レクサスは、今回の発表でRCおよびRC Fについて、2025年11月をもって生産終了することを発表、RCは2014年のデビュー以降、62の国と地域で累計7万9000台を販売したことも伝えられました。
今回発売されたRCファイナルエディションは、レクサスがこれまでのRCへの愛顧と感謝を込めて設定された特別仕様車です。
前述した3タイプの各グレードは、すべてファイナルエディションとなり専用のコーディネートが施されています。
エクステリアでは、ブラック塗装+スモーク塗装加飾のドアミラーを装備し、足元はENKEI製スパッタリング塗装の19インチアルミホイールが奢られます。
ボディカラーは、新規設定色「ソニックイリジウム」を含めた全9色のラインナップとなっています。
インテリアは、ブラック&フレアレッドのカラーとなり、ウルトラスエードのスポーツシート、メーターフードを装備、フロントコンソールにカーボン製の”Final Edition”ネームプレート、8インチ液晶メーターに専用オープニングを演出する設定が施されています。
細かいところでは、車検証ケースは“Final Edition”スエード調ファブリックとなります。
このほかは、これまでの各グレード別に設定されていた装備を踏襲している様子です。
ファイナルエディションの価格(消費税込み)は、RC350が767万円、RC300hが711万円、RC300が666万円となり、これまでの各グレードに設定されていた上級モデル「バージョンL」よりも33〜53万円ほど高くなっています。
RC Fは200台の限定車となっていますが、RCは販売台数に限定はありません。
RCファイナルエディションは、11年の歴史を飾る集大成となる特別なモデルとなりました。