トヨタは2024年11月28日、クロスオーバーSUV「RAV4」の新たな一部改良モデルを発表しました。販売店ではどのような反響があるのでしょうか。
■トヨタ新「RAV4」登場! どんな人に選ばれてる?
トヨタは2024年11月28日、クロスオーバーSUV「RAV4」の新たな一部改良モデルを発表しました。
昨今人気のSUVスタイルや無骨なデザインが人気のRAV4ですが、どういったユーザーから支持を得ているのでしょうか。販売店の営業スタッフに話を聞きました。
RAV4は初代モデルが1994年に登場。クロスオーバーSUVとしての悪路走破性や力強いスタイリングなどが多くのユーザーから支持を得ています。現行モデルは2019年に登場した5代目です。
2020年夏にはプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを追加したほか、ベースモデルも一部改良を実施。
同年10月には、人気の「アドベンチャー」グレードをベースに、走破性を高めタフなスタイルを強調した特別仕様車を追加、また翌2021年12月には、アドベンチャーグレードにハイブリッドモデルを新設定するなど、改良を重ねながら進化を続けています。
ラインナップにはガソリン車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車と、幅広いユーザーのニーズに応えた多彩なモデルを展開しているのも魅力のひとつです。
今回発表された一部改良では、2WD(FF)が廃止され、全車が4WDとなったことが明らかとなりました。(ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車はE-Four)
またオプション装備として人気のアイテムが標準装備へ変更となるなど、機能の拡充が図られています。
具体的に、「X」グレードでは「ブラインドスポットモニター」をはじめ、「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」「ドアミラーの足元照明」を標準装備。安全性や機能性が向上した機能が備わりました。
「Adventure/G“Z package”/G/Z」グレードでは「10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」を装着。
さらにハイブリッド車には、メーカーオプションのアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)を選択した際、「外部給電アタッチメント」を標準装備しました。
RAV4の一部改良モデルの価格(消費税込)は、323万7300円から566万1700円です。
なお、RAV4のガソリン車およびハイブリッド車は2024年12月16日、プラグインハイブリッド車は2025年1月6日に発売されました。
※ ※ ※
RAV4の販売店での反響について、千葉県のトヨタ販売店営業スタッフは以下のように話します。
「RAV4は幅広いお客さまにご利用いただいてますね。
サイズ感はある程度ありますが、SUVのなかでは小回りもきくので若い方から年配の方、また女性の方も使っていただくなど、幅広くご利用いただいてます。
人気のグレードは、『アドベンチャー』グレードをベースにした特別仕様車で、海外でも人気グレードで、オフロードでも走れるアウトドアスタイルを備えたデザインでかなり選ばれていますね」
RAV4というと上記にもあるように多彩なラインナップが魅力ですが、どのモデルが選ばれているのでしょうか。これについて、前出の担当者は以下のように話します。
「ガソリンモデルとハイブリッドモデルが半々くらいで人気ですね。
プラグインモデルが自宅充電可能な分、自宅での設備を整える必要もあり、実際はそこまではいらないという人が多いのが現状です。
このため、長距離で走る人は燃費の良いハイブリッド、街乗りで十分という方はガソリンと、お客さまの使用用途によっても選ばれ方が異なります」
なお、納期については「現在ですとハイブリッド車が3~4ヵ月程度、PHEVが2~3ヵ月程度」と話していました。