ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」のなかで最も安いグレードである「FF」は一体どのようなクルマなのでしょうか。
■N-BOXの最安グレード、気になる装備は?
街中でよく見かけるホンダ「N-BOX」は、全国軽自動車協会が公表している2024年の新車販売台数で20万6272台を記録。
登録車を含む新車販売台数において、3年連続首位を獲得するほどの人気を誇るクルマです。
そんなN-BOXですが、最も安価なグレード「N-BOX FF」は一体どのようなクルマなのでしょうか。
N-BOXは、ホンダが販売する軽スーパーハイトワゴンです。
2011年の初代モデルは、当時大人気だった同タイプのダイハツ「タント」に対抗する形で登場しました。
それから2度のフルモデルチェンジを果たし、N-BOXは現行モデルの3代目まで続いています。
現行モデルは、2023年10月に発売されました。
ホンダが大切にする「人を中心としたクルマづくり」というコンセプトを基に、改良を重ね、現在ではベーシックなN-BOXのほか、ラグジュアリー性を高めた「N-BOX カスタム」、リラックスを追求した軽SUV「N-BOX JOY」の3モデルで展開されています。
数あるグレードのなかで、最も安価なモデルが「N-BOX FF」です。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1790mm、ホイールベースは2520mmと他のグレードと変わらないサイズ感です。
ボディカラーは、全6色から選択可能です。
外観はシンプルでありながら、より高い質感をもたらすデザインで安っぽさを感じさせません。
2代目から立体感のあるプロジェクター式フルLEDヘッドライトに変わり、フロントグリルも小さな丸穴デザインに変更されています。
足元には、シルバーカラーの14インチスチールホイールを装備。
全体的に統一感が増してスタイリッシュな印象です。
内装はグレージュ×グレーの1パターンのみですが、老若男女問わず誰もが親しみを感じやすい色合いと言えます。
滑らかな質感のトリコットシートが気持ちよく、自然体で座れる広々とした空間が魅力です。
またエントリーモデルにもかかわらず、後席左側にパワースライドドアを標準装備するのにくわえて、室内長2125mm×室内幅1350mm×室内高1400mmと軽自動車トップクラスの広さを誇る室内は、家族みんなで乗っても快適に過ごすことができるでしょう。
ほかにも、視認性の高い7インチのTFT液晶メーターを採用していたり、利便性を向上させる電子制御パーキングブレーキや、オートブレーキホールド機能も搭載。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も標準で備わっているため、安心して日々の運転が楽しめます。
パワートレインには、660cc直列3気筒DOHCエンジンを採用しており、最高出力58ps、最大トルク65Nmを発揮。
そこにCVTを組み合わせ、駆動方式はFFを採用しています。
これらによって燃費(WLTCモード)は21.6km/Lと、N-BOXシリーズで1番の低燃費を実現しているのも大きな魅力と言えるでしょう。
なお、N-BOX FFの価格(消費税込)は、168万9600円です。