スバル「BRZ」の特別仕様車「STIスポーツ パープルエディション」が登場し、抽選の申し込みが行われ、高い倍率となったことが明らかになりました。
■200台の枠に対して1000件の抽選申し込みが!?
スバルのスポーツカー「BRZ」の特別仕様車が2025年1月に発表されました。
「STIスポーツ パープルエディション」という限定車ですが、200台の枠に対して多数の応募が受け付けられたことがわかりました。
BRZは現行モデルの2代目が2021年に登場。初代から引き続き、スバルとトヨタが共同開発したFRスポーツカーとして人気を集めています。
パワートレインは、最高出力235馬力・最大トルク250Nmを発揮する2.4リッター水平対向エンジンに、6速MTまたは6速ATを組み合わせました。
最新仕様は2024年7月に改良が発表された「Dタイプ」となり、MT車ではより鋭いスロットルレスポンスを実現する「スポーツモード」を設定。「アクティブ・サウンド・コントロール」もアップデートされ、キャビン内に響くエンジン音の質を高めるなど、さらなるスポーツ性能を追求しています。
そして、この最新BRZの特別仕様車として限定販売されたのが「STIスポーツ パープルエディション」です。
最上級グレードの「STIスポーツ」をベースとし、ボディカラーに「ギャラクシーパープル・パール」を採用しました。
このギャラクシーパープル・パールは、落ち着いた雰囲気の紫色として新たに開発されたもの。
BRZ開発責任者の小林正明氏は、「落ち着いた色味のボディカラーのBRZが欲しいという声を受け、そこでシックで大人っぽい紫のボディカラーを用意しました」といいます。
また、18インチホイールもSTIスポーツ パープルエディション専用となり、ハイラスター塗装のシルバーホイールが、シックな紫のボディを引き立てています。
なお、ブレーキはゴールドキャリパーを備えたブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキが標準装備され、走行面も強化されました。
内装は、ブラックとグレーを組み合わせたシートに加え、随所にシルバーのアクセントを採用。上品なインテリアを実現しています。
2025年1月10日から26日の期間に抽選の受付が行われたSTIスポーツ パープルエディションですが、スバルによると限定200台に対して約1000件の応募があり、約5倍という高い競争率になったといいます。
なお、MTを選択した人は7割、ATを選択した人は3割となっています。
このSTIスポーツ パープルエディションはクルマ好きからも注目されて、ネットでは「かっこいいな…」「これはめっちゃ好みです」といった声があがっています。
1月10日から開催された「東京オートサロン2025」で実車が公開されたほか、スバル本社に併設された「スバルスタースクエア」にも展示され、実車を見たという人も存在。
「深い紫色でとてもキレイ」「思ったより落ち着いた色合いでした」「あまりパープルすぎる感じでもなくよさげ」といった投稿も寄せられており、シックな紫色のボディカラーが好評となって購入希望者が殺到したようです。
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BRZ STIスポーツ パープルエディションの価格(消費税込)は、MT車が412万5000円、AT車が415万8000円です。