ホンダは2025年2月6日、スタイリッシュなデザインと優れた実用性を持つスクーター「Dio110」と「Dio110ベーシック」の2025年モデルを発表しました。
■コスパ最高スクーター「Dio110」
ホンダは2025年2月6日、原付2種スクーター「Dio110」と「Dio110ベーシック」の2025年モデルを発表しました。なお、このモデルは3月6日より販売されます。
Dio110は、ホンダのロングセラーモデル「Dioシリーズ」から2011年にグローバルモデルとして登場。
その後、2015年と2021年にフルモデルチェンジを経て、現行モデルは3代目となります。
そして、2023年2月のマイナーチェンジでは、廉価グレード「Dio110・ベーシック」が設定されました。
今回発表された2025年モデルでは、カラーリングの変更と価格改定が行われました。
外装デザインは、シャープでエレガントな外観が特徴です。特にフロントカウルからリアにかけての流れるようなラインが、洗練された印象を与えます。
リアサイドに配置されたエンブレムはDio110には、立体エンブレム、ベーシックにはステッカータイプを採用。さらに、Dioにはレッドカラーのリアキャリアが装備されスポーティな印象を演出しています。
ハンドル周りはシンプルで操作しやすく、視認性の高い液晶ディスプレイ付きメーターが配置されています。
足回りには、前後に14インチホイールを装備し、走行安定性と快適性を高めています。前輪には油圧式ディスクブレーキ、後輪には機械式リーディング・トレーリングブレーキを採用し、確かな制動力を提供します。
パワーユニットは、109ccの空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載。滑らかな加速性能と静粛性が特徴で、快適でアクティブな走りを実現しています。
燃費性能は、定地燃費値で59.4km/L、WMTCモード値で55.6km/Lと、日常の経済的な移動手段として優れた燃費性能を持っています。
機能面では、シート下には容量約18Lの収納スペースを備え、日常の買い物や通勤・通学時に便利です。また、フロアステップも広く設計されており、足元のゆとりが確保されています。
Dio110にはHonda SMART Keyシステムが採用されており、エンジン始動やシートの解錠がリモコン操作で可能です。一方、Dio110ベーシックでは、シャッター付キーシリンダーのイグニッションキーを採用し、盗難抑止に効果を発揮します。
カラーバリエーションは、Dio110が「マットギャラクシーブラックメタリック」の1色です。一方、Dio110ベーシックは「ナイトタイドブルーメタリック」「パールスノーフレークホワイト」を新設定し、継続色の「マットギャラクシーブラックメタリック」をあわせた全3色。
Dio110の車両価格(消費税込み)は、28万6000円、Dio110ベーシックは25万800円です。
どちらも2024年モデルから3万3000円の値上げです。
Dio110は、Honda SMART Keyシステムの採用や新設計エンジンの搭載など、最新の技術と装備が充実しています。一方、Dio110・ベーシックは、必要十分な装備を備えつつ、求めやすい価格設定となっており、選択肢の幅が広がっています。