毎年1月から2月にかけて開催される、関西屈指のカスタムカーイベント「大阪オートメッセ」。毎年オリジナリティー溢れるカスタムカーが多数展示されています。2024年の東京オートサロンで群馬自動車大学校が出品した「GAUS 650VISION」はそんなカスタムカーの一つです。どのようなモデルなのでしょうか。
■「プリウスクーペ」!?
毎年1月から2月にかけて開催される、関西屈指のカスタムカーイベント「大阪オートメッセ」。千葉県で開催される「東京オートサロン」のように、本イベントでも全国のアフターパーツメーカーが集結。毎年オリジナリティー溢れるカスタムカーが多数展示されています。
過去を振り返ると、インパクトのあったカスタムカーはいくつも存在しますが、なかでも2024年の東京オートサロンに、群馬自動車大学校がホンダ「インテグラ タイプR」2代目(DC5)をカスタマイズした「GAUS 650VISION」も注目を集めたカスタムカーでした。
群馬自動車大学校(GAUS)カスタマイズ科が2024年のオートサロンに出品したGAUS 650VISIONは、インテグラDC5をベースに、プリウス60、レクサスIS300を融合させ、ワイド&ローなクーペ仕様に改造した1台。
これについて、製作に携わった群馬自動車大学校の生徒は当時、「650VISIONのこだわりポイントとしては、『スポコンと近未来とトラックスタンスの融合』で、プリウスクーペを目指してつくったクルマです」と説明していました。
鮮やかなイエローのボディカラーをまとったこの車両は、フロントに新型の60プリウスのヘッドライトとヘッドライトカバーを流用。
テールにはレクサスのIS30系前期の後期風ルックの社外テールを流用し、それ以外はフルワンオフで製作されたといいます。
新型プリウスのハンマーヘッドデザインが取り入れられつつも、開口部の大きなロアグリルが備わったことで迫力のある雰囲気に。
またボディサイドには立体的な前後フェンダーが装着され、アグレッシブな印象を与えるなど、一見するとインテグラとは分からないほどイメージを一新しています。
当時、車両の反響について前出の生徒は、「オートサロンの会場に来ている方も足を止めて見てくださったりと、反響はかなり大きいです」と話しており、SNSでも「これがインテグラとは思わないよな」「センスしかない」「めちゃかっこいい」など絶賛の声が集まるなど、大きな反響を集めていました。
さらに豊田章男会長からプリウスクーペ公認サインももらったといい、トヨタからお墨付きをもらったという意味でも、オートサロンで注目を集めた1台といえます。
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なお、「大阪オートメッセ2025」は、2025年2月7日〜2月9日にかけて開催される予定です。今年どんなカスタムカーが登場するのか、今から期待が高まります。