Infoseek 楽天

レクサスの「新型スーパーカー」まもなく登場!? LFA後継機「LF“R”」か? V8ハイブリッド搭載? トヨタ版もアリ!? 期待集まる謎の「プロトタイプ」とは

くるまのニュース 2025年2月10日 14時10分

2023年10月に、レクサス「LFA」の後継新型車と思われるプロトタイプが走行しているところがスクープされました。このクルマはいったい何を表すものなのでしょうか。

■レクサス「LFA」とは?

 2023年10月、レクサス「LFA」の後継車と思われるプロトタイプが、ニュルブルクリンクでテスト走行する様子がスクープされSNSで大きな話題となっていました。

 LFAは、2009年10月にデビューし、2012年12月までの間に限定500台を生産販売したスーパーカーです。

 パワートレインは、最高出力560PS・最大トルク480N・mを発生するV型10気筒4.8リッター自然吸気エンジンをフロントミッドシップに搭載、トランスアクスルの後輪駆動とし、トランスミッションは6速ASGを採用しています。
 
 この1LR-GUE型エンジンは、チタン製コネクティングロッドや吸排気バルブ、DLCコーティングを施した超軽量ロッカーアーム、クランクケース各室独立構造などを採用し、レッドゾーン9000rpmまで回る仕様になっています。

 また、その徹底的にチューニングされたサウンドも、全世界から注目を集め賞賛を受け”名機”と呼ばれています。

 ボディサイズは、全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mmと比較的大きく、V10エンジンを搭載しながらも車両重量は1480kgと軽量です。

 そのスタイルは、低くワイドなプロポーションと機能美を追求した造形が特徴で、鋭いラインや大型エアインテーク、LFAのアイデンティティにもなった逆三角形の3連エキゾーストがスポーティさと洗練さを際立たせています。

※ ※ ※

 2024年10月中旬にスクープされたプロトタイプは、2024年7月開催のインドネシア国際オートショーで初公開されたコンセプトモデル「Electrified Sport Concept(以下、エレクトリファイドスポーツ)の市販モデルという見方や、2022年開催の東京オートサロンで初公開された「GR GT3コンセプト」のFIA GT3車両という見方などさまざまな予測が飛び交っています。

 エレクトリファイドスポーツは、その車名が示すとおりのBEV(バッテリーEV)の次世代スポーツカーで、カリフォルニア州のデザイン拠点「キャルティデザインリサーチ」で作られたものです。また、バッテリーは現在トヨタが開発中の全固体電池を採用するという説明がありました。

 GR GT3コンセプトは、全長4590mm×全幅2040mm×全高1140mm、ホイールベース2725mmというボディサイズのみの発表でしたが、ナンバープレートを装着するスペースがあったことから、カスタマーモータースポーツの公道走行可能なGT3車両かもしれない、と想像できます。

 ニュルブルクリンクをテスト走行していたスクープ動画中のプロトタイプは、カモフラージュ塗装をまとったワイド&ローでロングノーズなスーパーカーで、巨大なリアウイングが目を引く外観となっています。

 また動画では「レクサス LFR」の車名とV8ハイブリッドのテストである注釈が入っているようです。また少なくとも、走行するテスト車両からはモーター音ではなく、エンジン音が聞こえているようです。

 エレクトリファイドスポーツは、BEV(電気自動車)スーパーカーですので、スクープされたプロトタイプとはパワーユニットが異なりますが、トヨタは「SUPER GT」をはじめとするGT3クラスのレース参戦車両としてデビューさせるための市販モデルとして”
レクサス LFR”の車名で販売するという筋書きも想定できます。

 現段階、トヨタからはLFA後継についてのアナウンスは何もなく、どの情報が正しいかもまったく不明でありますが、なんらかの“新型和製スーパーカー”が近い未来に登場するだろうという期待が持てます。

この記事の関連ニュース