レクサスは、2009年にドイツで開催された「フランクフルトモーターショー」にて、「LF-Ch(エルエフシーエイチ)」というコンセプトカーを出展しました。LF-Chとは一体どのようなクルマなのでしょうか。
■レクサス「LF-Ch」ってどんなクルマ?
レクサスは、2009年にドイツで開催された「フランクフルトモーターショー」にて、「LF-Ch(エルエフシーエイチ)」というコンセプトカーを出展しました。
その後日本でも公開されたLF-Chですが、どのようなクルマなのでしょうか。
LF-Chは、トヨタが展開する高級車ブランド・レクサスのコンパクトカー。
「欧州プレミアムコンパクトセグメント向けのレクサス車で、初のフルハイブリッドモデルを提案する」というコンセプトでした。
ボディサイズは、全長4300mm×全幅1790mm×全高1400mm、ホイールベースは2600mm。
エクステリアは、レクサスのデザイン基本理念である「Lフィネス」に沿って、洗練された中にも力強さを併せ持つスタイルとされました。
具体的には、シャープなヘッドランプ、逆台形グリル、L字型のリアコンビランプでレクサス車らしさを表現しつつ、Bピラーをブラックアウトし、後部ドアハンドルを見えにくくすることで、ピラーレスクーペのように見せています。
インテリアは、非対称のダッシュボードとリモートタッチコントロールを備え、先進的なデザインに。
レクサス車を含めたトヨタが開発したハイブリッドカーとしては、初のパドルシフトを採用している点もポイントでした。
そんなLF-Chは、後に「CT」として市販化され、2011年1月から2022年11月までレクサスブランドで販売されていました。
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「欧州プレミアムコンパクトセグメント向けのレクサス車で、初のフルハイブリッドモデルを提案する」というコンセプトで誕生したLF-Ch。
レクサスの象徴であるスピンドルグリルの採用、ピラーレスクーペのように見せる外観の廃止など、デザイン面では大きく変更しながら市販化が実現しています。
CTは残念ながら、今から新車で購入することはできませんが、レクサスのエントリーモデルとして約11年間活躍したクルマであり、中古車市場での選択肢は現在も豊富です。