ダイハツはかつて、本格的な四輪駆動システムを備えた軽SUV「テリオスキッド」を、スズキ「ジムニー」の対抗馬としてラインナップしていました。そんな絶版モデルに対し、SNSなどにさまざまな反響を寄せています。
■2代目モデルに期待する声も! 隠れた名車「テリオスキッド」とは
悪路走破性の高い四輪駆動の軽自動車といえば、スズキ「ジムニー」が唯一無二の存在ですが、ダイハツにもかつて対抗馬となる軽SUVが存在していました。
個性的だった絶版モデル「テリオスキッド」に対し、SNSなどでは多くの声が集まっています。
テリオスキッドは、1997年に登場した小型車規格のコンパクトSUV「テリオス」をベースに、軽規格サイズの中に収まるボディを再設計し、1998年に発売されました。
660ccの4バルブ直列3気筒ターボエンジンを縦置きに配置し、駆動方式にセンターデフを備えたフルタイム四輪駆動を採用。
他のダイハツ軽乗用車、例えば横置きエンジンの「ムーヴ」や「ミラ」などに設定される4WDモデルとは一線を画す、本格的な悪路走破性を有しています。
発売当時、ジムニーのほかに三菱からも軽SUV「パジェロミニ」も販売されていましたが、3ドアのこれらのモデルとは異なり、テリオスキッドだけは5ドアボディであったことも大きな特徴でした。
ヒット作とまではいかなかったものの、堅調な売れ行きを示していたテリオスキッド。
その後、価格を抑えたFR(後輪駆動)モデルや、より乗用車ライクな仕立ての派生モデル「テリオスルキア」なども追加されるなど、さらなる販売の活性化も図られましたが、2012年におよそ14年の歴史を終えました。
残念ながら、直接の後継モデルは現れないまま現在に至ります。
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そんな絶版モデルのテリオスキッドに対し、SNSなどにはさまざまな反響が寄せられています。
多かったのは「あったねーそんなクルマ」「懐かしい」「独特のスタイリングも恰好良かった」など、当時を懐かしむ声でした。
また実際に乗っていたというコメントも多く「雪国で乗っていましたが良いクルマでした」「ムーヴなんかに比べるとちょっと狭かったけどリアドアが便利だった」「走りも悪くなった」などと高評価。
さらに「2代目が欲しい」「積雪地では後継車のニーズがあるはず」など、“新型”テリオスキッドに期待を寄せる意見も見られました。