日本初の「寝台バス」のモニター運行便が、2025年2月7日に予約開始となりました。運行開始は3月4日からとなります。さっそく予約が殺到した模様です。
■正午に予約開始 3月分はすべて満席に
日本初の「寝台バス」のモニター運行便が、2025年2月7日に予約開始となりました。
運行開始は3月4日からとなります。さっそく予約が殺到した模様です。
寝台バスを走らせるのは、高知駅前観光が運行する、高知~東京の「スマイルライナー」です。
新導入となる座席「ソメイユプロフォン」はフランス語で「熟睡」を意味し、今までに無かった「完全フルフラット」を実現。横になって眠ることが可能になっています。
寝台として使わない場合は一般的な前後2席ですが、寝台モードに変形させると、2段ベッドの上段と下段になるという仕組みです。今回のモニター運行では、出発からすでに寝台モードになっています。
おりしも国土交通省が2024年11月に「フルフラット座席を備える高速バスの安全性に関するガイドライン」を策定。「転落防止プレート」「衝撃吸収材」「転落防止措置」「2点式座席ベルト」などの安全要件を指定していました。今回のソメイユプロフォンも、この要件を満たした設計になっています。
3月4日に最初の便が出発し、それから25日まで、毎週火曜日に運行されます。モニター運行は約5か月続けられたあと、必要に応じて設備やサービスに改良をほどこし、秋から本格運行に入るとしています。
さて、2月7日 12時から、3月分計4便の予約が開始されました。料金は最大7300円です。
運行初日の3月4日の予約は、12時の予約開始からあっという間に満席に。きょう予約できる最終便の3月25日便も、14時を迎える前に満席となりました。
ネット上では「日本初の寝台バスとやらが気になりすぎてソメイユプロフォン予約してしまった。身長180cmのおじさんがしっかりモニターしてきます」「予約完了!乗車が楽しみです!」といった声が。
いっぽうで「応募始まってたの完全に忘れていた。全部埋まってた。残念」「予約にモタモタしてたら満席になってて泣きそう」という声も。予約開始時間をしっかり記憶し、パソコンの前にしっかり待機していなければならない「先着順」の厳しさに直面している人もいるようです。
4月以降の運行予定、予約開始日時はまた後日に発表される見込みです。