2025年2月7日の夕方から夜にかけて、寒波が襲来しています。全国的に大雪となる見込みで、名神高速、新名神高速、名阪国道などが軒並み「通行止め」になる見込みです。ネット上でもさまざまな声が上がっています。
■名神も新名神も止まる…
2025年2月7日の夕方から夜にかけて、寒波が襲来しています。全国的に大雪となる見込みで、道路にも影響があります。
特に、関西と中部地方をつなぐ、名神高速、新名神高速、伊勢湾岸道、名阪国道などが軒並み「通行止め」になる見込みです。
関西と関東が「完全分断」となる今夜。ネット上でもさまざまな声が上がっています。
くるまのニュースの取材に対し、都内在住の男性は、関西でのイベントを終え、通行止めになる前に通過しようと早めに切り上げたといいます。18時過ぎの時点で「新名神はめちゃ吹雪。そして、路肩も白くなってきた」といいます。男性は「無事、鈴鹿を抜けられたら…」と不安げでした。19時過ぎに三重県内に入ったところ「やばい…先導車が出てきた…伊勢湾岸…行けないかも…」と不安はさらに増しているようです。
18時45分の時点で、SNS上でも「え、今晩から新名神通行止めってマジ!?」「まだ新名神箕面付近を岡山に向かって走ってるけど通行止めなるレベルで雪降ってる」「今のうちに名神突っ切ろう」という声が。
「今夜、神奈川から愛媛に向かうのだけど、名阪間の高速が予告通行止めで全滅なんだけど…どこが一番ましになるだろうか」と、何とか四国入りできないか模索する声もあります。
「明日イベントあるんやけど、何とかしていけんかな」「え~明日大阪行くのに…今から間に合うかな」など、やはり何とか行けないかどうか、悩む声も多く見られています。
また「名神は関ヶ原辺りが怪しいので、割高ですが新名神のルートで考えてます。新名神も無理だと、後は名阪国道‥‥」という声もありますが、その3本もいずれも通行止めになる見込みなので、結局は道中で足止めを食らってしまうことになりそうです。
なかには「夏タイヤだけど頑張って帰ります」「夏タイヤでまじ怖い」など、思わぬ雪に恐る恐る帰路へつく人の声も多数見られます。
外出予定の無い人も「こんな真っ白な視界なのに名神動いてるの?こわっ」「やばいこれ前見えない」など、すでに激しくなっている雪に恐れおののいているようです。
早々と発表された通行止め予定について、「予防的に通行止めにしないと無謀にもノーマルタイヤで走ってスリップして事故したり、立ち往生して後続の車が閉じ込められて通行止解除に時間かかるから仕方ない」「自分さえ良ければと思っている輩が居るから計画的な通行止めは良いと思う」など、対応に理解を示す声が。
逆に「簡単に通行止めにし過ぎちゃうの?立ち往生発生の責任を追及されたくないってのが見え見え」「こういう時の代替路のために新名神作ったんじゃないの?全部通行止めだったら意味ないよね」というコメントも見られました。
一斉通行止めは今夜21時からとなる見込みですが、すでに雪が強まっている状況で、前倒しで通行止めが始まる可能性もあります。
国や道路管理者は「大雪が予想される地域への外出自粛(出控え)をお願いします」と呼びかけていますが、「うちが行くところは大雪じゃないもん。たぶん」といった「正常性バイアス」で勝手な自己判断をしがちなのが、昨今の社会の特徴と言えるでしょう。果たして何事もなく寒波を乗り切ることができるのでしょうか。
通行止め見込みがあらかじめ発表されているのは、以下の区間です。
東名高速道路 小牧JCT~小牧IC 2月7日21時頃~
名神高速道路 小牧IC~京都東IC 2月7日21時頃~
新名神高速 四日市JCT~草津JCT、亀山JCT~亀山西JCT 2月7日21時頃~
伊勢湾岸道 みえ川越IC~四日市JCT 2月7日21時頃~
東海環状道 大野神戸IC~養老IC 2月7日21時頃~
東海環状道 大安IC~新四日市JCT 2月7日21時頃~
北陸道 敦賀IC~米原JCT 2月7日21時頃~
東名阪道 桑名東IC~伊勢関IC 2月7日21時頃~
伊勢道 伊勢関IC~津IC 2月7日21時頃~
名阪国道 亀山IC~天理東IC 2月7日20時頃~
舞鶴若狭道 若狭美浜IC~敦賀JCT 2月7日21時頃~
東海北陸道 一宮JCT~一宮木曽川IC 2月7日21時頃~
京滋バイパス 瀬田東JCT~宇治西IC 2月7日21時頃~
名古屋高速16号一宮線 清洲JCT~一宮東出口(北行)
名古屋高速11号小牧線 豊山南出口~小牧北出口(北行)
なお国土交通省は、通行止めに遭遇した場合に、解除となるまで待機できる施設(SAや道の駅)も公開しています。