キャンピングカーイベント「ジャパンキャンピングカーショー(JCCS)2025」でホワイトハウスキャンパーは、人気の軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」のキャンピングカー仕様を出展しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■人気の「N-BOX」がキャンピングカーに変身!?
400台以上のキャンピングカーが集結した国内最大級のイベント「ジャパンキャンピングカーショー(JCCS)2025」が、2025年1月31日から2月3日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されました。
大手キャンピングカービルダー「ホワイトハウスキャンパー」(愛知県東郷町)は同イベントに、ホンダの人気軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」をベースにしたキャンピングカーを出展し、来場者の注目を集めていましたが、どのようなクルマなのでしょうか。
商用バンのトヨタ「ハイエース」のみならず、乗用車であるミニバンなどをベースにキャンピングカーを製作するホワイトハウスキャンパー。
昨年2024年に開催されたJCCS2024では、2023年10月にフルモデルチェンジしたばかりの3代目N-BOXに、同社お得意のポップアップルーフを載せた軽キャンピングカー「N-BOX キャンパーNEO」を発表して、話題を呼びました。
そしてジャパンキャンピングカーショー2025には、ベースをN-BOXのクロスオーバーモデル「N-BOX JOY(ジョイ)」としたN-BOX キャンパーNEOを展示しました。
N-BOX キャンパーNEOは、センタータンクレイアウトがもたらすN-BOXの高い実用性はそのままに、車中泊用の装備を備えたモデルで、2024年2月2日から発売されています。
ポップアップルーフ仕様、ポップアップルーフなしでサブバッテリーやエア・ヒーター、走行充電システムをセットにした「HOTパッケージ」仕様、そしてポップアップルーフ+HOTパッケージ仕様のバリエーションがあり、使い方や好みに合わせて選ぶことが可能です。
中でも4名乗車・4名就寝を可能とするポップアップルーフ仕様は、軽キャンピングカーの悩みどころでもある就寝定員の少なさをカバー。
長さ1880mm×高さ960mm×幅1020mmを確保して大人2名がゆったり横になれるポップアップルーフは、車内と接続する開口部も大きく、ベッドボードを跳ねあげれば車内で立って着替えることも可能。
外観デザインは、まるでN-BOXと一緒に開発されたかのように車体と一体化しており、閉じた状態でもスタイリッシュさを保ちます。
一方のN-BOX JOYは、2024年7月に追加されたクロスオーバーモデルです。
ブラックとボディカラーを組み合わせたバンパー、ハーフホイールキャップを持つベルリナブラック塗装のスチールホイール、ブラックで塗装したドアミラーやアウターハンドル、リアライセンスガーニッシュなどによって自然の中やアウトドアシーンでも映えるタフな雰囲気を獲得。
インテリアでは、撥水素材のファブリックを採用し、汚れが目立ちにくいベージュ色のチェック柄が、リラックスできる落ち着いた室内空間を生み出しています。
80mm高められたフロア後部と、ダイブダウンするリアシートがフラットになる「ふらっとテラス」の採用もトピックです。
会場には、ボタニカルグリーンの新型N-BOX JOYがベースのN-BOXキャンパーNEOが置かれていました。
オシャレで使い勝手がよい軽キャンピングカーのN-BOXキャンパーNEOと、アウトドアに似合う内外装を誇るN-BOX JOYが出会うと、その親和性はバツグン。
ホワイトハウスキャンパーを訪ねた来場者の多くが、興味津々で各部を眺めていました。
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JOYがベース車に追加されたことで、N-BOXキャンパーNEOの魅力はさらにアップしました。
車体は小さいけれど快適に車中泊を楽しめる、軽キャンピングカーの高い可能性を感じさせる一台です。
なおN-BOXキャンパーNEOの車両価格(消費税込み)は、標準ルーフ車で234万7400円から、ポップアップルーフ車で264万8800円からとなっています。