今年も「大阪オートメッセ2025」が開催されました。雪が舞う中での開催でしたが、どのようなクルマが注目されたのでしょうか。
■大阪のクルマ熱はアツい!
2月7日から9日に開催されたカスタムカーの祭典「大阪オートメッセ2025」。
雪が舞う中での開催でしたが、どのようなクルマが注目されたのでしょうか。
毎年年初めのクルマイベントと言えば、1月に開催される「東京オートサロン」と2月に開催される「大阪オートメッセ」のふたつ。
東京オートサロンでは、自動車メーカーが新型モデルやコンセプトモデルを発表するともあり、大きく注目されています。
2025年では、TOYOTA GAZOO Racingが「GRヤリスMコンセプト」、「GRヤリスエアロコンセプト」、「GRカローララリーコンセプト」を。
ホンダは「プレリュードコンセプト(エアロ仕様)」、「シビックタイプR レーシングブラックパッケージ」を。
スバルは「S210プロトタイプ」や「BRZパープルエディション」など。
マツダは「マツダスピリットレーシング ロードMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」や「マツダスピリットレーシング CX-60 ラリーコンセプト」。
日産は新旧2台「エクストレイル コンセプト」など、三菱は「アウトランダーPHEVナイトシーカーコンセプト」などを展示。
スズキは「フロンクスシーバスナイトゲーム」、ダイハツは「ミラ イース GR SPORT コンセプト」など。
このように各社市販車をベースにクルマ好きをワクワクさせるモデルを展示しました。
そんなオートサロンの翌月となる2月に開催された「大阪オートメッセ」。
前述の自動車メーカーはほとんど顔を揃えていたなかでマツダは諸事情で未出展。
また出展した自動車メーカーでも展示車が変更されています。そのなかでも注目なのがTOYOTA GAZOO Racingとスバルです。
TOYOTA GAZOO Racingは、「GRヤリスMコンセプト」「GRカローララリーコンセプト」を展示しない変わりに、「GRスープラ “A90 Final Edition ”(プロトタイプ)」と、2月4日に発表したばかりの進化型「GRカローラ」を展示。
現地で実車を見たユーザーは「90最後のスープラでこんなに手を入れているのは凄い」、「めちゃ凄いスープラだけど…値段も高そう」、「このGRカローラかっこいい」などの声が聞かれました。
さらにスバルは「S210プロトタイプ」はボディカラーを「WRブルー・パール」から「マグネタイトグレー・メタリック」に変更した個体を展示していました。
現地のユーザーからは「オートサロンのWRブルーもいいけど、この落ち着いたグレーもいいな」、「久しぶりのSシリーズ、欲しいなぁ」という声も。
今回、東京オートサロンや大阪オートメッセで展示されたモデルは、それぞれモータースポーツに参戦したり、市販化が進められたりと、今後もユーザーの目に触れる機会が訪れるようです。
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また東京オートサロンと違い、大阪オートメッセではシャコタン&八の字のVIPセダンや、華やかな軽トラカスタムなどの展示も。
さらには大阪市内の環状線を走ることから「環状族」とも言えられるホンダ「シビック」ベースのカスタムなども見られ大阪ならではの雰囲気を楽しめました。
実際に東京オートサロン、大阪オートメッセの両方に出展しているとあるメーカーの担当者は、「やはり東京と大阪で好まれるクルマやカスタムは異なります。そのため、同じクルマを展示しても反響が違うので良い勉強になります」と語っています。
また毎年大阪オートメッセに訪れているというユーザーは「大阪はまだまだ派手で分かりやすいカスタムが好まれると思います。僕自身もカスタムは自己アピールのひとつだと思っているので」と話していました。
一見、1月2月と開催されるふたつのイベントは似ている印象を受けますが、実際に現地に訪れるとその熱気やクルマ好きの志向など異なる点は多いと感じました。