岸田文雄首相は14日、東京都内で開かれた全国市議会議長会の総会で、トラブルが続出するマイナンバーの信頼回復に努める考えを示した。来賓あいさつで「関係データやシステムを再点検するなど、万全の対策を迅速かつ徹底して講じる」と述べた。
議長会に対しては、マイナンバーやマイナカードがなければ行政デジタル化が進まないとして、信頼回復への協力を求めた。「次元の異なる少子化対策」を巡っては、施策の多くを自治体が担うため、松本剛明総務相が「地方財源の確保に努める」と伝えた。
総会では、新会長に神戸市議会議長の坊恭寿氏（56）を選出した。任期は2年。