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運転見合わせ、全線に拡大 東海道・山陽新幹線、大雨で

共同通信 2023年8月16日 13時19分

 お盆を直撃した台風7号の影響で、15日に名古屋―岡山が終日計画運休した東海道・山陽新幹線は16日、始発から通常通り運転した。駅では早朝から、足止めされていた乗客らが目的地へ向かう姿が見られた。その後、大雨の影響で再び運転見合わせに。各地の駅は新幹線に乗れなかった人らで混雑した。

 午前8時半ごろ、静岡県富士市に設置された雨量計が規制値に達し、三島―静岡間の上下線で運転を見合わせた。その後、東海道・山陽新幹線の全線に区間が拡大し、混乱が広がった。

 東京駅の外で運転再開を待っていた会社役員の男性(63)は甲子園で母校を応援する予定だった。「せっかく動いたと思ったのに。間に合うと良いのだが」と嘆いた。京都から東京観光に来ていたパート従業員河合由美子さん(67)もキャリーケースの上に座り込み「旅行の最後で、こんなことになるなんて」と疲れた様子だった。

 新大阪駅も再開を待つ多くの人が、みどりの窓口に長い列を作った。再び運転見合わせと知って落胆し、通路に座り込む人の姿もあった。

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