プロ野球阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグ制覇を果たして一夜明けた15日、地元関西では祝福ムードが広がった。駅の看板が虎柄になり、優勝セールには長い列ができた。
甲子園球場最寄りの阪神電鉄甲子園駅では、15日未明の終電後、駅名の看板を優勝記念版に衣替え。チームカラーの黒と黄色の虎柄に彩られた。10月17日まで掲示される。
毎年開幕前に「日本一早いマジック点灯」を実施している兵庫県尼崎市の尼崎中央3丁目商店街でも早速セールの張り紙が並んだ。玩具店を経営する津吉耕三さん(68)は「昨日からセールの準備を始め、テレビで祝賀の様子を見ながら、今朝までバタバタだった」と笑顔で話した。
阪神百貨店梅田本店(大阪市)は優勝セールを開始。約2千人が並んだため、開店時間を30分早めて9時半にオープンした。東京都渋谷区の会社役員杉本昌範さん(59)は昨夜の優勝を球場で見届け、午前7時から開店を待った。「感動した。早く勝ちすぎて来られなかった東京の仲間のため、お土産を買って帰る」と意気込んだ。