河野太郎デジタル相は10日、マイナンバーに他人の公金受取口座がひも付けされたのに修正手続きをしなかった人の口座登録を11月中旬ごろに抹消すると発表した。誤登録のあった940件のうち約600件が手続きされていないという。
河野氏は「変更が行われていない口座は既に振込先として利用できないようになっているが、誤ったひも付けが続くのは適切でない」と説明した。抹消されても正しい口座を改めて登録できる。
誤登録は自治体の共用端末を使った際、前の人がログアウトしないまま次の人の作業が行われたのが主な原因。デジタル庁が対象者に口座の変更手続きを求めていた。