埼玉県議会の自民党県議団が11日、9月議会に提出していた「虐待禁止条例」の改正案の撤回請求書を提出したことが分かった。議会事務局が明らかにした。子どもだけでの留守番などが放置による虐待に当たるとの見解が批判を集め、10日に撤回を表明していた。
請求書は議長宛て。13日の県議会本会議で、請求を認めるかどうか採決される。
改正案では、保護者らが小学3年生以下を自宅などに放置することを禁じ、小4~6の児童に関しては放置しないことを努力義務と規定。県議団の田村琢実団長は10日の記者会見で「説明不足だった」と撤回理由を説明していた。