岸田文雄首相は21日午前、防衛省で自衛隊殉職隊員追悼式に参列し、任務中の事故などで犠牲になった隊員に哀悼の意を示した。「職務の遂行に全身全霊をささげた殉職隊員はわが国の誇りだ。尊い犠牲を無にすることなく遺志を受け継ぎ、国民の命と暮らしを断固として守り抜く」と述べた。
同席した木原稔防衛相は「任務完遂に務め、志半ばで職に殉じた事実を決して忘れない。立派に使命を果たし、国のために尽くした」と語った。
式典では、沖縄県宮古島付近で4月に発生した陸上自衛隊ヘリコプター事故で死亡した搭乗者10人を含む計26人を追悼。内訳は陸自20人、海上自衛隊5人、航空自衛隊1人。