【パリ共同】アトランタ、シドニー両五輪の柔道男子金メダリストでフランスの元スポーツ相のダビド・ドイエ氏(54)が来年のパリ五輪開会式がセーヌ川で行われることについて「前日にテロリスクの警戒信号が赤になった際の代替案が必要」と発言した。22日、同国の複数のメディアが報じた。
同国内では13日に北部の高校で教師がイスラム過激派に刺殺される事件が発生。その後もルーブル美術館やベルサイユ宮殿のほか各地の空港や学校などで爆弾テロ予告が相次いでいる。
開会式が競技場外で行われれば夏季五輪史上初となる。当日はセーヌ川沿いに約10万人、通り沿いに約50万人の観客が訪れることを想定している。