【ワシントン共同】オースティン米国防長官が17日、インド、韓国、インドネシアの3カ国歴訪を終えた。2021年の長官就任後、インド太平洋地域を訪れるのは9回目。中国をにらんで防衛協力推進を確認し、地域を重視するバイデン政権の姿勢を改めて示した。
インドではブリンケン国務長官と共に外務・防衛閣僚協議（2プラス2）に臨み、防衛産業協力を進めることで一致。韓国との定例安保協議（SCM）では、北朝鮮に対する抑止戦略を10年ぶりに改定した。
インドネシアではASEAN拡大国防相会議などに出席。南シナ海の領有権問題を巡り「中国が違法な主張をして他国に嫌がらせをしている」と批判した。