トヨタ自動車グループのトヨタ紡織は21日、位置情報に合わせて臨場感のある映像を楽しめるバスの実証実験を中部国際空港(愛知県常滑市)で公開した。バスの窓を透明のディスプレーにして、走行している場所の観光情報などを流す。映像に合わせ、座席が振動したり前方からミストや風が出たりする。
側面の窓だけでなく前面にもディスプレーを設置し、天井にも映像を投影。今回の実証では、空港内の飲食店の広告などを流しながら、中部国際空港を周遊するルートと、中部国際空港から常滑市内に向かうルートを走行した。
ミニバンや観光バスにも技術を応用できるといい、担当者は「数年以内に実装したい」としている。