大相撲九州場所で優勝を争った平幕熱海富士の地元、静岡県熱海市では26日、パブリックビューイング(PV)が開かれ、ファンや後援会関係者ら約120人が千秋楽の土俵を見守った。関脇琴ノ若に敗れ、初優勝は逃したが、集まった人たちは惜しみない拍手を送り、健闘をたたえた。
ファンらはスティックバルーンや手作りのうちわを手に「熱海富士」コールで応援。負けが決まった瞬間「ああー」と大きな悲鳴が上がった。
千葉県白井市から訪れた祖母の武井みさ子さん(73)は「皆さんの応援が大きくて感動した。重圧に負けずにやっている姿に涙が出た。ご苦労さまと言いたい」とねぎらった。