日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は27日、東京・両国国技館で定例会合を開き、九州場所を13勝2敗で制し、2度目の優勝を果たした大関霧島について、来年1月の初場所での横綱昇進に期待する見解で一致した。
山内昌之委員長(東大名誉教授)は「誠に立派。堂々たる優勝だ。2場所連続優勝、そして横綱への道を期待する声が出された」と称賛した。横審の推薦内規には「2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」とある。初場所に向け「何勝何敗ということは議論しなかった」と具体的な成績には言及しなかった。
3場所連続休場の横綱照ノ富士に対し、委員から復帰を求める声が上がったという。