広島の栗林良吏投手が28日、マツダスタジアムで契約交渉に臨み、2千万円増の年俸1億1500万円でサインした。大台突破に「今年の成績だけではここまで上がらない。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を考慮してもらった」と球団の配慮に感謝の面持ちだった。
3月のWBCでは腰を痛めて登板機会なく途中離脱し、シーズン開幕後も不調に苦しんだ。5月初めに右内転筋の負傷で離脱。復帰後は抑えから配置転換された中継ぎで登板を重ねて復調し、自己最多の55試合に登板して3勝7敗18セーブ、防御率2.92。通算100セーブまであと14となった。(金額は推定)