冬季五輪・パラリンピック招致を目指してきた札幌市の秋元克広市長は6日、市議会の代表質問で、2038年以降の冬季大会招致について問われると「立ち止まって考える必要があるものと認識している」と答弁した。公明党の好井七海市議の質問に答えた。
秋元氏が招致活動の休止を示唆するのは初めて。市は19日にも今後の方針を決定する考え。
秋元氏は、気候変動で将来の冬季大会のあり方が変わる可能性があると指摘した上で「15年以上先の市がどのような課題を抱え、大会の開催がどのような効果を発揮するのか見通せない」と述べた。