日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は6日、フィギュアスケート男子で昨秋、9季ぶりに現役復帰した元五輪代表の織田信成が今年1月の国体で残した成績(9位)を失効すると発表した。復帰届の提出が遅れたため。
日本アンチ・ドーピング規程では、引退したトップ選手が国内最高レベルの競技大会に出る場合は6カ月前までにJADAなどに復帰届を出してドーピング検査の対象となる必要があると定めている。織田は国体出場時点で復帰届を出しておらず、今年7月29日付で提出した。
織田は10月の西日本選手権で優勝したが、この規程により全日本選手権(今月21~24日・長野市)には出られない。