【ナッシュビル(米テネシー州)共同】米大リーグで契約交渉の舞台となるウインターミーティングは6日、テネシー州ナッシュビルで主要な会合を終え、大谷翔平(29)の動向に進展はなかった。週末にも結論が出るとの見通しが報じられる中、獲得に乗り出している球団の担当記者は徹底した情報管理を敷く大谷の意向を探ろうと苦心している。
ブルージェイズの担当でメジャー公式サイトの記者は「資金力が豊富だし、獲得できる芽はあると思う」と展望を語った。フロリダ州のキャンプ施設は2年前に改修。2度目の肘手術を受けた韓国人投手がこの最新施設でリハビリを行い、復活を遂げた。
最有力とみられるドジャースはロバーツ監督が大谷との直接面談を初めて公言したが、対照的にゴームズ・ゼネラルマネジャーは口が重かった。ロサンゼルス・タイムズ紙で取材する記者は「意思疎通が取れていないように思える」と不安視した。
ジャイアンツは近年、大物選手の獲得に失敗。サンフランシスコ・クロニクル紙の記者はファンも求めるスター選手に大谷は最適とした。