プロ野球中日の柳裕也投手(29)が、自動車などの事故によって親を失った交通遺児の支援活動に力を入れている。シーズン中に本拠地バンテリンドームナゴヤでの試合観戦に遺児らを招待。感謝の手紙が届くなど温かい交流の輪が広がる。
遺児やその家族を試合に招く活動は2年目が終了。愛知県内に限った昨年から対象を広げ、今シーズンは中部地方から15組45人を招待した。
支援に励む理由は自身が小学生の時に交通事故で父を亡くした遺児だから。母と妹を支えるためにプロ野球選手を目指し、交通遺児育英会の奨学金制度のおかげで夢をかなえた。
励まし、励まされながら、来年も「柳招待プロジェクト」を続けていく。